新型コロナは沈静化しつつある!?【4月18日版】 [新型コロナ]
前回の続きです。
新規感染者数のゆるやかな減少が続いています。
日本全体の数値です。
なお、日本全体の数値は627人増ですが、過去の未報告分を調整した71人が含まれています。実質は565人増なので、ゆるやかな減少といっていいのではないかと思います。
出所:厚労省報道発表資料
次は東京都の数値です。
出所:東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報
グラフの人数は本日の累計から前日の累計を単純に減じた数値(過去の数値は遡って訂正しない)を採用しています。
ただ、厚労省の発表は1日遅れなので、SmartNewsのでチェックすると、日本全体の今日の人数は579人でしたから横ばいのようです。
やはり、穏やかな減少傾向が続いていると言っていいかと思います。
なお、本日の死亡者は6人、重症者は8人でした。感染者の急増ぶりと比べると、かなり控えめな数字です。
この数字は、韓国の例からするとほぼ想定内です。
ただし、韓国の感染者10,450人のうち、なんと大邱だけで6,807人もいます。感染者は大邱が収まってきたので急速にピークアウトしましたが、他の地域ではまだ感染が進行中です。日本とそのまま比較するのは無理があるようですね。
日本は韓国より広いので、もっとなだらかにピークアウトするはずで、現実にもそうなっているようです。きちんと調べないとわからないものです…。
残念なのは、厚労省やマスコミの発表(人海戦術?)がSmartNewsのAIに負け始めているということです。厚労省と都道府県をネットで直結すれば、正確な数字をすぐ発表できるはずなのですが…。
もう一つ残念なことは、米山隆一氏のシミュレーション(SIRモデル)は、現実の日本や韓国の数字と全然合わないことです。いくらパラメータをいじっても合いません。
つまり、北海道大学の西浦教授などのように「何もしないと感染が爆発する」というような言説は、現実の前では全く説得力がないことになります。
出所:時事通信 4月3日付
新型コロナ、厳格な外出制限を 接触8割減で急速に減少―北大教授が試算
現在の新規感染者数は数百人です。以下は冒頭のグラフの再掲です。
出所:厚労省報道発表資料
2020-04-18 23:55
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新型コロナは沈静化しつつある!?【4月17日版】 [新型コロナ]
前回の続きです。
新規感染者数のゆるやかな減少が続いています。
日本全体と東京都の数値です。
出所:
厚労省報道発表資料
東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報
グラフの人数は本日の累計から前日の累計を単純に減じた数値(過去の数値は遡って訂正しない)を採用しています。
残念ながら、ここ何日か感染者数が増えています。
東京都の数値は200人を超え、201人となって過去最高を記録しました。
ただ、厚労省の発表は1日遅れなので、日本全体では今日は531人に減少しているようです。
穏やかな減少傾向が続いていると言っていいかと思います。
本日の死亡者は12人、重症者も12人でした。
この数字は、韓国の例からするとほぼ想定内です。
2020-04-17 23:00
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新型コロナは沈静化しつつある!?【4月16日版】 [新型コロナ]
前回の続きです。
新規感染者数の減少が続いています。
東京都の数値です。
東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報
次に、日本全体の数値です。
厚労省報道発表資料
グラフの人数は本日の累計から前日の累計を単純に減じた数値(過去の数値は遡って訂正しない)を採用しています。
死亡者は17人、重症者は20人でした。
この数字は、韓国の例からするとほぼ想定内です。
2020-04-16 22:55
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新型コロナは沈静化しつつある!?【4月15日版】 [新型コロナ]
前回の続きです。
新規感染者数の減少が続いています。
まずは、東京都の数値です。
出所:東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報
次に、日本全体の数値です。
出所:厚労省報道発表資料
厚労省の発表は、過去に遡って数値を訂正するようになりました。
しかし、グラフの人数は本日の累計から前日の累計を単純に減じた数値(過去の数値は遡って訂正しない)を採用しています。
前日の4月14日に比べると、死亡者が8人増、重症者は16人増でした。
2020-04-15 23:06
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新型コロナは沈静化しつつある!?【4月14日版・新規感染者が減少!!・追記あり】 [新型コロナ]
前回の続きです。
ついに新規感染者数が減少に転じたようです!!
予想よりかなり早く、うれしい誤算となりました…
まずは、東京都の数値です。
出所:東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報
次に、日本全体の数値です。
出所:厚労省報道発表資料
ところで、厚労省の発表は、過去に遡って数値を訂正するようになりました。
しかし、4月14日の感染者と重症者の人数が合わないので、グラフの人数は本日の合計から前日の合計を単純に減じた数値(過去の数値は遡って訂正しない)を採用しています。
前日の4月13日に比べると、死亡者が7人増、重症者は17人増でした。
韓国と同じパターンだと、この後は新規感染者数が激減します。
もう少しの辛抱…だといいのですが。
ぜひそう願いたいものです。
【2020.4.15 0:15追記】
その後に、読売新聞の記事が出ました。
7都道県で計19人死亡、1日当たり過去最多…国内の新たな感染確認は485人
新規感染者はピークが714人なので、減少傾向は間違いないようですね。
死亡者が増えるのも韓国と同じパターンなので、これも予想どおりです。
お亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします。
2020-04-14 21:05
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新型コロナは沈静化しつつある!?【4月13日版】 [新型コロナ]
前回の続きです。
予想されていたことですが、東京都の患者数の増加が鈍っているので、今週中にも減少に転ずる可能性が出てきました。
死亡者数は既に減少が始まっているようです。
出所:東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報
ただし、日本全体で減少が始まるのは、来週か再来週になりそうです。
そういう意味では、韓国とほぼ同じパターンと考えていいのかもしれません。
さて、厚労省から4月13日のデータが発表されたので追加しました。
前日の4月12日に比べると、死亡者が4人増、重症者は8人増でした。
驚いたことに、厚労省の死亡者数は、都道府県の合計から30人減とのこと。
担当者は連日徹夜でしょうから(本当にお疲れ様です)、多少の誤差は許容範囲と思いますが、さすがにこれだけ違うのはまずいでしょう…
1.国内の状況について
【3.入退院等の状況】
※5 都道府県から公表された死亡者数の合計は132名であるが、うち30名については個々の陽性者との突合作業中のため、計上するに至っていない。
毎回繰り返しになりますが、3月25日頃から感染者が急増して2週間ほどが経過し、
・死亡者数は前回のピークと比べて微増
・重症者数は前回のピークと比べて倍増
となりました。→理由はこちら
しかし、感染者と患者数は激増したので、その割合はどんどん減ってきています。
※7日間移動平均で比較するのは、土日の影響でデータが1週間サイクルで発表されるため。
やはり、日本にパンデミックが来る可能性はほぼなくなったと言っていいかと思います。
そのせいかどうか、マスコミの論調も多少は変わってきたようです。
たとえば、朝日新聞のトップページには、こんな記事が掲載されました。
・東京で新たに91人 13日の新型コロナ感染者数→トップページから速攻で削除
・日本の新型コロナ死者数の少なさは、BCG接種が関係?
意味深だと思うのは私だけ?
2020-04-13 21:45
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新型コロナは沈静化しつつある!?【4月12日版】 [新型コロナ]
前回の続きです。
厚労省から4月12日のデータが発表されたので追加しました。
前日の4月11日に比べると、死亡者が4人増、重症者は7人増でした。
さて、繰り返しになりますが、3月25日頃から感染者が急増して2週間ほどが経過し、
・死亡者数は前回のピークと比べて微増
・重症者数は前回のピークと比べて倍増
となりました。
※7日間移動平均で比較するのは、土日の影響でデータが1週間サイクルで発表されるため。
ところが、4月10日になって死亡者数にA寿総合病院の20人が含まれていることがわかりました。
当然のことですが、この数字は「異常値」なので、全体の人数から除く必要があります。
※データを比較するなら、基本的に「同じ条件」でないといけません。A総合病院は「異常値」(アウトブレイク=突発的なもの)と思われるので外しました。もし、同じようなケースがあるというなら比較対象に含めます。
私の推定では、上のグラフの赤の実線に示すように、死亡者数は既にピークアウトしているという結果になりました。
この傾向は東京では明らかで、死亡者は減少傾向を示しています。
出所:東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報
なお、死亡者数・重症者数の両方とも、感染者数に対する伸びは鈍ってきています。
参考値ですが、東京都の100万人当たりの死亡者数は2.9人(A総合病院の死亡者20人を除くと1.4人)、日本全体だと0.7人。ちなみに、中国は2.4人、韓国が3.8人。
以上のことから判断すると、日本にパンデミックが来る可能性はほぼなくなったと言っていいかと思います。
2020-04-12 21:55
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新型コロナは沈静化しつつある!?【謎の解明】 [新型コロナ]
前回にも書いたとおり、新型コロナの予想は、専門家も含めてほとんど当たらないようです…
内容を再掲しておくと、
1. 感染者が爆発的に増えても、死亡者と重症者は増加しない
2. 日本の死亡者と重症者は驚異的に少ない
3. 東京の死亡者数はピークアウトししつつある
しょうがないので、自分なりに理由を考えてみました。
残念なことに、一番大外れなのが「ニューヨークは○週間後の東京」と主張する欧米在住の“専門家”の予測です。
しかも、そう言ってしばらくしても、いまだに「ニューヨークは○週間後の東京」らしいです…。
ニューヨークより東京の方が感染が早かったので、「東京は○週間後のニューヨーク(アメリカ、ヨーロッパ…)」ならまだわかるのですが…。
大変恐縮ですが、下は私にアドバイスいただいた方の4月5日のツイートです。
日本は第2波が各地に襲いかかっている状況。欧米から3月初旬に入ってきたのが広がっているということか?
出所:Hironori Funabikiさんのtwitter
※画像を差し替えました
参考までに、本日4/11の東京の死亡者はゼロ、新規感染者は197人、4/9のニューヨーク州の死亡者は799人…。
また、北海道大学の西浦教授の予測も当たっていないようです…
現在の新規感染者は実数で700人程度です。
出所:時事通信 4月3日付
新型コロナ、厳格な外出制限を 接触8割減で急速に減少―北大教授が試算
私が尊敬し頼りにしている池田信夫さんの予測は、2と3の死亡者数に関しては(ピークアウトも含め)見事に的中しましたが、1の感染者数が増加することは説明できていません。
ふと、アゴラを見ていたら、永江 一石さんのコロナウイルスの記事が目にとまりました。
2020年04月10日 22:00
なんでロックダウンしないで完全にコロナを制圧した韓国を参考にしないのか
この記事の韓国のデータは、見れば見るほど日本にそっくりです。
そこで、①日本が韓国と同じパターンをたどると仮定し、②既存のウイルスの感染についての知見を利用すれば、ほぼ現在の数字を説明できるようです。
このうち、①日本が韓国と同じパターンをたどる については説明済です。
ポイントをかいつまんで紹介しておくと、
A. 新規感染者はまだまだ増加する
B. 新規感染者が激増しても死亡者の数はあまり変わらない
上のAとBは相反するように見えますが、ウイルス感染症の専門家にとっては「常識」で、簡単に説明できるとのこと。
実は、ウイルスの感染力と毒性は反比例するのだそうです。
ウイルスの感染力と毒性は反比例する 新型肺炎で刻々と状況が変化しても冷静な対応を
ドクター備忘録 松本 浩彦 2020.01.28(Tue)
ウイルスの場合、感染力と毒性は反比例します。毒性が強いと、患者はすぐに発病して、他所に移動する間もなく死にいたります。
いっぽう、自分の勢力を広げたいウイルスは、感染力を高めるためにあえて自身の毒性を弱めることだってあります。ウイルスの立場に立って考えれば、自分の遺伝子を世界中に広めたいと思えば、自ら毒性を弱めて発症までの潜伏期間を長くし、保菌者が元気にあちこち動き回ってくれた方が、ウイルスは拡散し世界中に広がります。
私の見解ではどうやら今回の新型コロナウイルスは、自分の勢力を広げたいウイルスのようで、2009年に「新型」と騒がれたインフルエンザ「A(H1N1)-pmd09」に似ていると感じます。pmd09は結局、致死率は低く、今ではA型インフルエンザの本流になりました。その証拠に新型コロナウイルスの場合も、今のところ報道では死亡者/感染者の比率が、報道初期に比べて下がっています。
つまり、「新規感染者が増加=毒性が弱くなる」ということなのです。
へ~って感じですね。
新型コロナウイルスの実体はRNAなので、複製の際に非常にエラーが起きやすく、感染力が強くなる→毒性が弱くなるという方向で変異が起こっている可能性があります。
こう考えれば―あくまで定性的にですが―現実のデータがうまく説明できることになります。
あとは、専門家の検証を待つだけですね。
2020-04-12 00:26
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新型コロナは沈静化しつつある!?【4月11日版・追記あり】 [新型コロナ]
前回の続きです。
厚労省から4月11日のデータが発表されたので追加しました。
前日の4月10日に比べると、死亡者が6人増、重症者は5人増でした。
ちょっと驚いたのは、前回の記事に、
※この報告の「【別添1】新型コロナウイルス感染症(国内事例)の状況(累積)」は東京都と愛知県の死亡者の数値が間違っているようです。正しくは、東京18→36、愛知21→3でしょう。おそらく、東京の数字の一部(18人)を愛知に加えてしまったものと思われます。連日深夜までのお仕事、大変お疲れ様です。どうか身体に気を付けて頑張ってください。
と書いたところ、なぜか今回から都道府県別の人数が掲載されなくなりました…
厚労省の担当者は毎日深夜まで頑張っているのだし、速報値だから多少のミスは許容範囲と思っていた(現実に数値のミスは続報で訂正していた)のですが、まさか省略されるとは思っていませんでした。
実際に非常に不便なのですが、何か問題があったのでしょうか?
さて、繰り返しになりますが、3月25日頃から感染者が急増して2週間ほどが経過し、
・死亡者数は前回のピークと比べて微増
・重症者数は前回のピークと比べて倍増
となりました。
※7日間移動平均で比較するのは、土日の影響でデータが1週間サイクルで発表されるため。
ところが、昨日になって死亡者数に永寿総合病院の20人が含まれていることがわかりました。
当然のことですが、この数字は「異常値」なので、全体の人数から除く必要があります。
※データを比較するなら、基本的に「同じ条件」でないといけません。永寿総合病院は「異常値」(アウトブレイク=突発的なもの)と思われるので外しました。もし、同じようなケースがあるというなら比較対象に含めます。
私の推定では、上のグラフの赤の実線に示すように、死亡者数は既にピークアウトしているという結果になりました。
なお、本日4/11の東京の死亡者・重症者数は23:00現在未発表です。
日付 東京/大阪の死亡者数
3/28 1/0
3/29 5/0
3/30 1/0
3/31 0/0
4/1 2/0
4/2 2/1
4/3 3/0
4/4 2/0
4/5 1/0
4/6 1/0
4/7 2/0
4/8 2/2
4/9 2/0
4/10 1/0
4/11 0/0 【2020.4.12 0:30東京の死亡者数を追記】
出所
東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報
大阪府:新型コロナウイルス感染症について
死亡者がピークアウトしているという予想(少なくとも東京では)が絶対に正しいとは断言できませんが、かといって一概に間違っているとも言えないようです。
なお、本日4/11のNHKニュース国内感染 1日で674人(午後8時半現在)新型コロナウイルスによると、「亡くなった人は[4月]11日、6つの県で合わせて8人の死亡が発表され」とあるので、東京でピークアウトしたとしても、地方ではまだ沈静化せず増加する可能性もあります。
※東京都の100万人当たりの死亡者数は2.9人(永寿総合病院の死亡者20人を除くと1.4人)、日本全体だと0.7人。ちなみに、中国は2.4人、韓国が3.8人。
2020-04-11 23:06
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新型コロナは沈静化しつつある!?【今後の予想】 [新型コロナ]
しつこく、前回の続きです…
さっきアゴラを見ていたら、永江 一石さんのコロナウイルスの記事が目にとまりました。
2020年04月10日 22:00
なんでロックダウンしないで完全にコロナを制圧した韓国を参考にしないのか
この記事の韓国のデータは、見れば見るほど日本にそっくりです。
そこで、日本が韓国と同じパターンをたどると仮定して、これからの動きを予想してみました。
基礎データは次のとおりです。
・韓国はBCG接種あり、日本株を使っているケースが多い
・韓国は5200万人、日本は1億2600万人なので、人数は韓国の2.4倍に換算する
日本の新規感染者は現在650人ぐらいなので、2.4で割ると270人になり、韓国なら2月26日頃に相当します。
韓国の新規感染者のピークは、3月3日の851人でした。
その後は急激に減少し、3月12日に114人となり、3月末まで100人程度で安定します。
目に見えて新規感染者が減り始めるのは4月になってからですが、3月16日から陽性者が減少し始めます。
なお、死亡者は毎日数人で一定しています。
これをそのまま日本に当てはめてみます。
感染者のピークは、4月20日頃に2,000人程度(851人×2.4)にまで達します。
その後は急激に減少し、4月末頃に250人程度となり、5月中旬頃まで同じ人数を保ちます。
目に見えて感染者が減り始めるのは、5月下旬頃になってからですが、4月下旬頃から陽性者が減少し始めます。
死亡者数は毎日10人をやや上回る程度で一定しています。
もちろん、このとおりになるとは限りません。
ただ、繰り返しになりますが、韓国と日本は極めてパターンが似ていることに注目すべきではないでしょうか?
2020-04-11 15:02
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