SSブログ

新型コロナ ワクチン接種開始で検査陽性者が倍増!?【その理由】 [新型コロナ]

前回の続きです。

新型コロナのワクチン接種で、なぜ感染が増えるのかという質問をいただきました。

きっちり説明すると大変なので、私自身の備忘録としてごくごくシンプルに説明しておきます。

ポイントは、日本で使われているファイザー社のワクチンでは、1回目の接種から2週間後=2回目の接種までは、人体の免疫力が極端に低下するということです。


日本人は、BCG接種国のせいか免疫力が強く、欧米人より1桁~2桁新型コロナに感染しにくいのですが、この免疫力が低下する「魔の2週間」には、新型コロナに感染する確率が高まると考えられています。

その具体的な数値ですが、デンマークのケースでは、

1回目接種2週間後までの発症率は非接種者の

・介護施設入所者 1.4倍
・医療従事者 2.04倍

という報告が出ています。


南米やイスラエルでも同じです。


日本と同じBCG接種国のジブラルタルでも、1回目のウイルス接種期間中の死亡率(CFR=黄色の実線)が旧上昇し、この期間が終わると急激に低下するという現象が報告されています。


もう少し技術的に細かい話をすると、日本で使われているファイザー社のワクチンは、新しい「メッセンジャーRNAワクチン」というものです。このタイプのワクチンでは、ウイルスへの抗体が作られるとき(図の7)に、免疫細胞の能力の大半が動員され、他の異物に対する免疫力が低下するのだと考えられています。

corona407.PNG

出所  Snohomish Health District

いままでの説明は、マクロ的な数字はほぼ合っているのですが、検証データが乏しいので、残念ながら確信を持って正しいとは言えないのが苦しいところです…[たらーっ(汗)]


コメント(0)