藤川賢治さん マスク社会に終止符を!!:コロナとワクチン、統計情報のトリックを曝く [新型コロナ]
マスク社会に終止符を!!:コロナとワクチン、統計情報のトリックを曝く
- 作者: 藤川 賢治
- 出版社/メーカー: 花伝社
- 発売日: 2023/08/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
知り合いの藤川さんが新著を出したので、紹介します。
おめでとうございます!
2023-07-29 09:53
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坂道グループの血液型 [サイト紹介]
坂道どっとこむというサイトに、坂道グループの血液型が紹介されているのを発見しました。
○乃木坂46
○櫻坂46
○日向坂46
血液型の割合は、2019年とあまり変わらないようです。
なお、最近の女性タレントは、なぜかB型が人気です。
○乃木坂46
○櫻坂46
○日向坂46
血液型の割合は、2019年とあまり変わらないようです。
なお、最近の女性タレントは、なぜかB型が人気です。
2023-07-22 11:40
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ニデック(旧・日本電産)社長の永守重信さんはO型 [サイト紹介]
ニデック(旧・日本電産)の社長の永守重信さんはO型なんですね。
やっぱりねぇ~という感じです。
ちなみに、フォーブス世界長者番付2023によると、資産は日本で7位です。
日本人の10位までの血液型判明者は、これでO型6人となります。
1位(39) O 柳井正 ファーストリテイリング(ユニクロ) $32.6B
2位(69) O 孫正義 ソフトバンク $22.4B
3位(77) ? 滝崎武光 キーエンス $21.0B
4位(317) ? 高原豪久 ユニ・チャーム $7.2B
5位(748) ? 重田康光 光通信 $3.8B
6位(766) O 永守重信 日本電産 $3.7B
7位(787) O 三木正浩 ABCマート $3.6B
8位(787) O 野田順弘 オービック $3.6B
9位(852) O 三木谷浩史 楽天 $3.4B
10位(878) O 似鳥昭雄 ニトリ $3.3B
やっぱりねぇ~という感じです。
ちなみに、フォーブス世界長者番付2023によると、資産は日本で7位です。
日本人の10位までの血液型判明者は、これでO型6人となります。
1位(39) O 柳井正 ファーストリテイリング(ユニクロ) $32.6B
2位(69) O 孫正義 ソフトバンク $22.4B
3位(77) ? 滝崎武光 キーエンス $21.0B
4位(317) ? 高原豪久 ユニ・チャーム $7.2B
5位(748) ? 重田康光 光通信 $3.8B
6位(766) O 永守重信 日本電産 $3.7B
7位(787) O 三木正浩 ABCマート $3.6B
8位(787) O 野田順弘 オービック $3.6B
9位(852) O 三木谷浩史 楽天 $3.4B
10位(878) O 似鳥昭雄 ニトリ $3.3B
2023-07-16 11:14
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ちびまる子ちゃんの登場人物の血液型が朝日新聞に載っていた [新聞・雑誌]
2023-07-15 08:02
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血液型別のトリセツ [動画]
YouTubeを見てたら、血液型別のトリセツを見つけました!
B型のトリセツが一番アクセスが多いのには思わずクスッ。
O型のトリセツ 20万回
A型のトリセツ 16万回
B型のトリセツ 23万回
AB型のトリセツ 14万回
ちなみに、歌っている本人はO型だそうです。
B型のトリセツが一番アクセスが多いのには思わずクスッ。
O型のトリセツ 20万回
A型のトリセツ 16万回
B型のトリセツ 23万回
AB型のトリセツ 14万回
ちなみに、歌っている本人はO型だそうです。
2023-07-15 07:30
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ゆっくり解説 歴史上の人物と古代人の血液型【訂正あり】 [動画]
やっと新しい動画をアップしました。
ゆっくり解説 歴史上の人物と古代人の血液型
以下は解説です。
-----
視聴者の皆様へ
超弱小の本チャンネルも、お陰様で累計5000アクセスを突破しました。
大変ありがとうございます。
今回は、拙サイトでトップクラスの人気の「歴史上の人物の血液型」の映像化です。
残されている血判、遺骨、遺髪などから血液型が判定された、戦国武将を中心にまとめました。
・豊臣秀吉
・織田信長
・伊達政宗
・上杉謙信
そのほか、明治の元勲の血液型も何人か解説しています。
なお、2019年には縄文人の血液型、2021年にはネアンデルタール人とデニソワ人の血液型が、最新のゲノム解析によって判明しました。
せっかくなので、この情報も追加しました。
これは、2022年にノーベルを受賞した、ペーボ博士の開発した手法の成果となります。
では、どうぞお楽しみください。
【2023.7.10読者のメールにより訂正】
動画に縄文人の血液型に触れられていましたが、縄文人11個体の血液型を調べた論文をみつけたのでどうぞ↓。
https://www.nature.com/articles/jhg201090.pdf
[続縄文人も含めるとO3:A4:B2:AB2]
これによると、
縄文人の血液型の頻度分布はO型が少ないものの現代日本人と大差がなかったです。その代わりサブタイプレベルでは違いがあり縄文人ではO02型(←O型の一種)が多いです。O02型は現代日本人では東北や九州南部や沖縄に多いそうです。
それに対してオホーツク人はO型の頻度がかなり高いです。
[13人中8人がO型]
前にアイヌの血液型の分布に触れていましたが、アイヌにO型の頻度が高い集団が存在するのは、オホーツク人の影響です。
アイヌの血液型の分布は集団によってバラツキが大きいです。↓
https://www.jstage.jst.go.jp/article/minkennewseries/16/3-4/16_KJ00003543555/_pdf/-char/ja
--
動画をご覧いただき、大変ありがとうございます!
6/30の血液型番組(ホンマでっか!?TV)のせいもあるのか、お陰様でアクセス好調です。
また、貴重な情報もありがとうございます。
縄文人はO型が多いと予想していたのですが、続縄文人も含めるとO3:A4:B2:AB2で、なぜか現代人とあまり変わりませんね。
正直、ちょっと意外です。
なんでかな?
江戸時代のアイヌは、mtDNAの解析によると、続縄文人、東北地方の和人、オホーツク人の混血らしいですが、それが血液型でも裏付けられた感じですね。
プレ・アイヌ期の人類集団を捉え直す:北海道先史時代人骨についての総合的研究
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-17H03737/
ゆっくり解説 歴史上の人物と古代人の血液型
以下は解説です。
-----
視聴者の皆様へ
超弱小の本チャンネルも、お陰様で累計5000アクセスを突破しました。
大変ありがとうございます。
今回は、拙サイトでトップクラスの人気の「歴史上の人物の血液型」の映像化です。
残されている血判、遺骨、遺髪などから血液型が判定された、戦国武将を中心にまとめました。
・豊臣秀吉
・織田信長
・伊達政宗
・上杉謙信
そのほか、明治の元勲の血液型も何人か解説しています。
なお、2019年には縄文人の血液型、2021年にはネアンデルタール人とデニソワ人の血液型が、最新のゲノム解析によって判明しました。
せっかくなので、この情報も追加しました。
これは、2022年にノーベルを受賞した、ペーボ博士の開発した手法の成果となります。
では、どうぞお楽しみください。
【2023.7.10読者のメールにより訂正】
動画に縄文人の血液型に触れられていましたが、縄文人11個体の血液型を調べた論文をみつけたのでどうぞ↓。
https://www.nature.com/articles/jhg201090.pdf
[続縄文人も含めるとO3:A4:B2:AB2]
これによると、
縄文人の血液型の頻度分布はO型が少ないものの現代日本人と大差がなかったです。その代わりサブタイプレベルでは違いがあり縄文人ではO02型(←O型の一種)が多いです。O02型は現代日本人では東北や九州南部や沖縄に多いそうです。
それに対してオホーツク人はO型の頻度がかなり高いです。
[13人中8人がO型]
前にアイヌの血液型の分布に触れていましたが、アイヌにO型の頻度が高い集団が存在するのは、オホーツク人の影響です。
アイヌの血液型の分布は集団によってバラツキが大きいです。↓
https://www.jstage.jst.go.jp/article/minkennewseries/16/3-4/16_KJ00003543555/_pdf/-char/ja
--
動画をご覧いただき、大変ありがとうございます!
6/30の血液型番組(ホンマでっか!?TV)のせいもあるのか、お陰様でアクセス好調です。
また、貴重な情報もありがとうございます。
縄文人はO型が多いと予想していたのですが、続縄文人も含めるとO3:A4:B2:AB2で、なぜか現代人とあまり変わりませんね。
正直、ちょっと意外です。
なんでかな?
江戸時代のアイヌは、mtDNAの解析によると、続縄文人、東北地方の和人、オホーツク人の混血らしいですが、それが血液型でも裏付けられた感じですね。
プレ・アイヌ期の人類集団を捉え直す:北海道先史時代人骨についての総合的研究
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-17H03737/
2023-07-08 17:43
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ネアンデルタール人とデニソワ人にはcisABが多い?【訂正・追記あり】 [論文]
前回「ネアンデルタール人にはA型がいなかった?」の続きです。
そうしたら、PLOS ONEで別の論文を見つけました。
Blood groups of Neandertals and Denisova decrypted (PLOS ONE)
この論文の著者は、どうやらcisABを理解してないらしく、無理矢理A型かB型に当てはめ、こんな図を描いています。
専門家に確認したところ、このPLOS ONEの論文の方が正しいとのことでした。
整理した内容については、お手数ですが最後の訂正文をご覧ください。
この図を見てはたと思いつきました。
以前に紹介した論文、
・ヒトのA型遺伝子はB型遺伝子とO型遺伝子の組換えで誕生した…という論文
・ヒトのA型遺伝子はB型遺伝子とO型遺伝子の組換えで誕生した…という論文【続】
では、A型遺伝子はB型遺伝子とO型遺伝子の組換えで誕生したとありますが、↑のcisABの塩基の突然変異で1つだけ変わると、
・Vindija 33.19はB型になります。
・AltaiとChagyrskaya 8はA型になります。
そして、cisABよりは、A型やB型の方が免疫力が強いのは明らかなので、いったんA型やB型ができてしまえば、淘汰圧に打ち勝ってA型やB型が増えることは確実です。
こう考えると、すべての事実に辻褄が合ってきます。
面白いことに、Blood groups of Neandertals and Denisova decrypted (PLOS ONE) には、北野さんの論文(ヒトのA型遺伝子はB型遺伝子とO型遺伝子の組換えで誕生した…という論文 )が参考文献に出てきますが、最初に紹介したOxrordの論文には出てきません。
なんで?
【2023.7.10訂正】
専門家に確認したところ、Oxford大学の論文は間違っており、訂正文↓も出しているとのこと。
https://academic.oup.com/mbe/article/38/12/5835/6383596
そして、この訂正文も間違っており、前出のPLOS ONEの論文↓が正しいのだそうです。
Blood groups of Neandertals and Denisova decrypted (PLOS ONE)
なお、ABO血液型は複対立遺伝子のため、2本の染色体にそれぞれ遺伝子があります。
よって、人数は正しくは8人ではなく、2本の染色体×4人=8本でした…
ということで、
・AltaiはAAのA型
・Vindija 33.19はBOのB型
・ChagyrskayaはAOのA型
・DenisovaOOのO型
が正しく、
1. ネアンデルタール人3人は、A型が2人(AA1, AO1)、B型が1人(BO)
2. デニソワ人1人はO型(OO)
という結論になります。
【2023.7.18追記】
↑の論文より前に、ネアンデルタール人2人がO型だったという論文が出ていたそうです。
Genetic characterization of the ABO blood group in Neandertals
皆様、情報提供ありがとうございます。
【2023.9.17追記】
その後、丸魚さんから、ネアンデルタール人の1人はcisABではないかと9/6付けでコメントをいただきました。
問い合わせてみましたが、確たる結論が出ないので、当面は両論併記にしたいと思います…
そうしたら、PLOS ONEで別の論文を見つけました。
Blood groups of Neandertals and Denisova decrypted (PLOS ONE)
専門家に確認したところ、このPLOS ONEの論文の方が正しいとのことでした。
整理した内容については、お手数ですが最後の訂正文をご覧ください。
面白いことに、Blood groups of Neandertals and Denisova decrypted (PLOS ONE) には、北野さんの論文(ヒトのA型遺伝子はB型遺伝子とO型遺伝子の組換えで誕生した…という論文 )が参考文献に出てきますが、最初に紹介したOxrordの論文には出てきません。
なんで?
【2023.7.10訂正】
専門家に確認したところ、Oxford大学の論文は間違っており、訂正文↓も出しているとのこと。
https://academic.oup.com/mbe/article/38/12/5835/6383596
そして、この訂正文も間違っており、前出のPLOS ONEの論文↓が正しいのだそうです。
Blood groups of Neandertals and Denisova decrypted (PLOS ONE)
なお、ABO血液型は複対立遺伝子のため、2本の染色体にそれぞれ遺伝子があります。
よって、人数は正しくは8人ではなく、2本の染色体×4人=8本でした…
ということで、
・AltaiはAAのA型
・Vindija 33.19はBOのB型
・ChagyrskayaはAOのA型
・DenisovaOOのO型
が正しく、
1. ネアンデルタール人3人は、A型が2人(AA1, AO1)、B型が1人(BO)
2. デニソワ人1人はO型(OO)
という結論になります。
【2023.7.18追記】
↑の論文より前に、ネアンデルタール人2人がO型だったという論文が出ていたそうです。
Genetic characterization of the ABO blood group in Neandertals
皆様、情報提供ありがとうございます。
【2023.9.17追記】
その後、丸魚さんから、ネアンデルタール人の1人はcisABではないかと9/6付けでコメントをいただきました。
問い合わせてみましたが、確たる結論が出ないので、当面は両論併記にしたいと思います…
2023-07-08 06:19
コメント(12)
7/12 20:00-20:30 NHK教育 手話で楽しむみんなのテレビ×サイエンスZERO 蚊に秘められたチカラ! [テレビ番組]
7/12 20:00-20:30 NHK教育 手話で楽しむみんなのテレビ×サイエンスZERO
蚊に秘められたチカラ!
大好物は、あの血液型!A型より2倍刺されやすいO型!
蚊に秘められたチカラ!
大好物は、あの血液型!A型より2倍刺されやすいO型!
2023-07-07 20:41
コメント(2)
Hugh Grahamさん Bloody Blood Groups! [新刊情報]
2023-07-04 21:36
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岡山大学文学部名誉教授・長谷川芳典さんの「じぶん更新日記」【追記あり】 [サイト紹介]
以前議論させていただいた、岡山大学文学部名誉教授・長谷川芳典さんの「じぶん更新日記」の血液型判断資料集を見てみました。
そうしたら、いつのまにか統計的には「関係ある」(少なくとも見かけ上は)と、自説を全面改訂(?)されていた模様です。
関係部分です。
【2021年9月】新型コロナとABO血液型
(4)「免疫学からみた血液型と性格」(2)
(5)「免疫学からみた血液型と性格」(3)
これで、他の否定論者もほぼ沈黙してしまった理由がはっきりしました。
ただ、不思議なのは、
1) 『「関係があるか、ないか」というような二者択一型の不毛な議論は一切相手にしない』とありますが、なぜ相手にしないのか?
➠相手にしないと、「認めた」「負けた」と言われるリスクが上昇するから、明らかに不利
2) 差が「バイアス」だと主張するなら、心理学的に実証すればいいだけのに、なぜそうしないのか?
➠心理学では実証できないと疑われるから、これも明らかに不利
ということです。
一番もっともらしい思われるのは、この2つは心理学的に実証できないか、下手すると言い負かされる可能性がある…ということでしょう。
それを裏付けるように、血液型判断資料集ページ冒頭には、
とあります。定年退職したから、現役時代に興味があったトピックのコメントお断り、というケースはゼロではないでしょうが、非常に珍しいと思います。普通はメールの交換や取材は大歓迎ではないでしょうか?
学問を極める(ちょっと大げさ・笑)という意味ではちょっと残念です。
ただ、長谷川さんは他の心理学者のようにガン無視ではなく、こう書くだけ正直だとは言えます。
【追記】
もう一度考えたら、「自己成就現象→差が出る」なんてことは、心理学者なら分からないはずがない。誰が考えても当たり前なので、いくらなんでも、大学の先生がこれが分からないほど頭が悪いことはあり得ない…。
しかし、心理学者仲間の手前、現役のときには正直に言えなかった(知らんぷり)、ということかと。確かに、こう考えた方がずっと納得できるものがあります。
もっとも、普通の心理学者は沈黙しているのですが、長谷川さんは正直なので、わざわざ公開したのでしょう。とは言っても、さすがにコメントは勘弁してほしいということで、「メールの交換や取材はすべてお断り」ということなのでしょうか。
ある意味、これは日本の心理学の問題、事実(科学)より仲間の評判が大事…ということを具現化したものとも言えるのかもしれません。
長谷川さん、すみません。
そうしたら、いつのまにか統計的には「関係ある」(少なくとも見かけ上は)と、自説を全面改訂(?)されていた模様です。
関係部分です。
【2021年9月】新型コロナとABO血液型
(4)「免疫学からみた血液型と性格」(2)
ABO血液型の違いによって、ある傾向(免疫力、あるいは何らかの行動傾向)に有意な差が見られるかどうかという調査は、このような、未知のメカニズムを発見し応用に役立てるという点では大いに意義深いと思う。反面、
・血液型信奉者が好むような「血液型と性格は関係があるか、ないか」というような二者択一型の不毛な議論
・「X型者はQという傾向がある」という予測ツールにすり替える論法
は、今後とも生産的な方向には発展しそうにもない【←なので、私は、血液型喧伝者から議論をふっかけられても一切相手にしない方針を貫いてきた。】
(5)「免疫学からみた血液型と性格」(3)
昨日も述べたように、ABO血液型の違いによって、ある傾向(免疫力、あるいは何らかの行動傾向)に有意な差が見られるかどうかという調査は、未知のメカニズムを発見し応用に役立てるという面で大いに役立つ可能性がある。但しこれはあくまで、「何らかのバイアスがかからず、かつ、結果を左右するような別の諸要因の影響を取り除いたうえで、統計的に有意な差が得られた時」に限定される。
まず、しばしば指摘されているように、自己成就現象の影響がある。質問紙型の性格検査では、しばしば自己評定型の質問が並べられているため、血液型本やかつての血液型性格判断喧伝番組を繰り返し視ていた人は、質問項目のなかで自分の血液型に合致する行動傾向があるかないかを問われた時に「あてはまる」と答えやすくなる。そういう人たちが調査対象に1割でも含まれていれば、見かけ上、血液型による有意な差が確認される可能性が高い。このほかにも様々な要因が考えられるがここでは省略する。
これで、他の否定論者もほぼ沈黙してしまった理由がはっきりしました。
ただ、不思議なのは、
1) 『「関係があるか、ないか」というような二者択一型の不毛な議論は一切相手にしない』とありますが、なぜ相手にしないのか?
➠相手にしないと、「認めた」「負けた」と言われるリスクが上昇するから、明らかに不利
2) 差が「バイアス」だと主張するなら、心理学的に実証すればいいだけのに、なぜそうしないのか?
➠心理学では実証できないと疑われるから、これも明らかに不利
ということです。
一番もっともらしい思われるのは、この2つは心理学的に実証できないか、下手すると言い負かされる可能性がある…ということでしょう。
それを裏付けるように、血液型判断資料集ページ冒頭には、
定年退職により隠居(隠遁?)生活に入りましたので、メールの交換や取材はすべてお断りします。
とあります。定年退職したから、現役時代に興味があったトピックのコメントお断り、というケースはゼロではないでしょうが、非常に珍しいと思います。普通はメールの交換や取材は大歓迎ではないでしょうか?
学問を極める(ちょっと大げさ・笑)という意味ではちょっと残念です。
ただ、長谷川さんは他の心理学者のようにガン無視ではなく、こう書くだけ正直だとは言えます。
【追記】
もう一度考えたら、「自己成就現象→差が出る」なんてことは、心理学者なら分からないはずがない。誰が考えても当たり前なので、いくらなんでも、大学の先生がこれが分からないほど頭が悪いことはあり得ない…。
しかし、心理学者仲間の手前、現役のときには正直に言えなかった(知らんぷり)、ということかと。確かに、こう考えた方がずっと納得できるものがあります。
もっとも、普通の心理学者は沈黙しているのですが、長谷川さんは正直なので、わざわざ公開したのでしょう。とは言っても、さすがにコメントは勘弁してほしいということで、「メールの交換や取材はすべてお断り」ということなのでしょうか。
ある意味、これは日本の心理学の問題、事実(科学)より仲間の評判が大事…ということを具現化したものとも言えるのかもしれません。
長谷川さん、すみません。
2023-07-02 07:51
コメント(0)