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ダイヤモンドオンライン 「弥生人」の定説に待った、ゲノム解析で迫る日本人の由来の新説 [ゲノム解析で古代史]

ダイヤモンドオンライン
「弥生人」の定説に待った、ゲノム解析で迫る日本人の由来の新説
橘玲、人類学者・篠田謙一対談(後編)


人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」 (中公新書)

人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」 (中公新書)

  • 作者: 篠田謙一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2022/04/15
  • メディア: Kindle版


この対談は、何を言いたいのかさっぱりわかりません…[たらーっ(汗)]
たぶん、「現代日本人のY染色体の70%ぐらいが縄文系」と書いていないことから判断すると、従来の定説が変わりそうなので、篠田氏が困っているだと思います。
やっぱり、専門家の間違いは、部外者がどしどし指摘しないとダメですね。

誰が日本に渡来したのかっていうのは、難しい話になっています。これまではいわゆる縄文人といわれる人たちと、朝鮮半島で農耕をやっていた人たちは遺伝的に全く違うと考えられてきたんですね。それがどうも、そうではなさそうだと。
朝鮮半島にも縄文人的な遺伝子があって、それを持っていた人たちが日本に入ってきたんじゃないかと。しかもその人たちが持つ縄文人の遺伝子の頻度は、今の私たちとあまり変わらなかったんじゃないかと考えています。

篠田氏が述べているように、弥生時代の人骨DNAの調査結果は、日本列島と朝鮮半島南部はほとんど同じです。
もし、渡来人が日本列島の縄文人に入れ替わったとすると、現代日本人のY染色体の70%ぐらいが縄文系ということはあり得ない。
当時の人口は、日本列島の方が朝鮮半島よりずっと多いので、従来の説とは逆に、日本列島から朝鮮半島南部に縄文人や弥生人が「渡来」していったと考えた方が素直です。

ただ、そう考えると従来の説が否定されるので、あいまいな言い方に終始しているのではないかと思います。

奇妙なことに、こうもあります。

弥生時代、最初に日本に入ってきた人というのは、現在の我々とは相当違う人だったというのが現在の予想です。それを知るには当時の朝鮮半島の状況、弥生時代の初期から古墳時代にかけてどうなっていたのか、人がどう動いたのかをちゃんと調べる必要があるんですが、難しいんですよ。いろいろと政治的な問題もあって。
現地の研究者との間では「この人骨を分析しましょう」という話になるんですけれども、上からOKが出ないわけです。「今この人骨を渡すのは困る」と。それでポシャったプロジェクトがいくつかあって。なかなか進まないんです。

これは少々おかしいくないでしょうか。
古墳時代ぐらいなら、韓国では当時の人骨DNAは結構調査しています。論文を読めばわかりますが、弥生人や現代日本人とほぼ同じです。
つまり、弥生人、当時の朝鮮半島南部、現代日本人はほぼ同じDNAを持っていたのです。

学者がこれでは困りますね。

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