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新型コロナ「第3波」の発生と収束の謎を推理する [新型コロナ]

新型コロナは気象のせいという藤原かずえさんの記事を読んで考えてみました。

どうやら、第1~第3波はまったく別の現象のようです。
単純にはいきません…[たらーっ(汗)]

第0波 2月 中国からの流入→自然消滅
第1波 3月 ヨーロッパからの流入→入国制限で収束
第2波 6月 ウイルスの変異と梅雨と夜の街→夏になり収束
第3波 10月 気象の変化や季節の変わり目→春には収束?

ところで、東京都の第3波のピークが1月4日なのは、12月30日の気圧の急変で自律神経失調症が大量に発生したせいだと思われます。

corona312.PNG
データの出所 東京都

感染→発症のタイムラグは5日程度なので、タイミング的にはほぼ一致します。

corona311.JPG
データの出所(1時間ごと) 気象庁

このときは、全国的にも陽性者が急増したので、温度や湿度の影響よりも、広域的で急激な気圧変化の影響と考えた方が自然です。

この点は、冒頭の藤原かずえさんの記事で、Time=0.4(タイムラグ8日?)で、気圧の影響が最も大きくなるという分析結果とも一致します。また、湿度の影響も大きいのは、梅雨が影響しているのかもしれませんね。
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なお、この気圧変化は短期的な現象です。
長期的なトレンドとして、季節インフルエンザと同じく、冬になると温度・湿度の関係で徐々に(長期的に)陽性者が増えたとすると、これから春に向けては徐々に減っていくことになります。

話は変わりますが、実効再生産数(Rt)のデータ(下のグラフの黒の実線)を見た限りでは、GoToで陽性者が増えたという形跡もないようです。
念のため、下のグラフは「発症日」ベースなので「↓」は「感染日」である5日程度前に付けています。

図5.pngデータの出所 国立感染症研究所

西浦氏のような単純なモデルは何の役にも立ちませんね。

ちなみに、最近のGoToで感染が増えたという彼の論文では、なぜか実効再生産数は「封印」してます。それは、実効再生産数を使ったら、上のグラフと同じく、簡単にウソがばれちゃうからでしょう。

図1.png
出所 NHKニュース

42万人死亡や9.5万人入院と同じで、何でもありなんですかね。[たらーっ(汗)]
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獨協医科大学 分子生物学から見たパーソナリティ研究の進歩 [論文]

Dokkyo Journal of Medical Sciences 2020年
分子生物学から見たパーソナリティ研究の進歩
Progress in Personality Research form Biological Points of View
Abstractより
近年の分子遺伝学の進歩によりパーソナリティに関与する遺伝子は数多く,一つ一つの効果は小さいと結論づけられている.本稿では7次元モデルとビッグ・ファイブ理論を紹介し,過去に我々が行った研究ではドパミンDRD4遺伝子多型は新規性追求と血液型ABO 遺伝子多型が固執に影響を及ぼしていた.今後は,脳画像研究や神経生理学的検証でさらなる確認試験が必要となる.

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手術前の不安とABO血液型の相関ー臨床横断的研究からのエビデンス [論文]

中国の研究です。
手術前の不安とABO血液型の相関ー臨床横断的研究からのエビデンス
AB型は手術前の不安が大きかったって本当なのかな?
Correlation between Preoperative Anxiety and ABO Blood Types: Evidence from a Clinical Cross-Sectional Study
ちなみに、Hindawiは大手のオープンアクセスジャーナルです。
発祥はエジプトですが、現在の本部はロンドンです。
やはり、英語じゃないと商売にならないのでしょうかね。

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藤原かずえさん 陽性者増加は国民の気の緩みではなく気象のせいです [新型コロナ]


マジですごいです。

ただ、ちょっと気になったのは、決定係数が0.9282と高すぎることです…。[たらーっ(汗)]
普通はここまで高くありません。
#4つの要因で結果の数値が92.82%説明できるということです。
せいぜい0.5ぐらいが妥当かなと思います。

corona300-1.png

と思って、上の図をよく見たら、相関係数はどの要因も最大で0.5程度でした。
具体的には、気温差が最大0.5程度、気圧差と最低湿度が最大0.25程度、最低湿度が最大0.2程度です。
これらの相互作用も最大0.5程度ですから、全部足しても決定係数は0.9282にはなるとは思えません…。
なんで?
#相関係数の2乗が決定係数となります。

また、なぜか最大風速の影響も考慮されていません。
現在は、感染から報告のタイムラグは、平均して1週間程度(7日~実測値)だと思われます。
最大風速は、ちょうど1週間程度が負の相関がピークで、かつ相関係数も0.2と適度に低いので、ほぼ間違いなく影響があるものと予想されます。
これは、風が強い→ウイルスが飛散→感染拡大ですね。
まさに、風が吹けば桶屋が儲かるを地で行っている感じです。[わーい(嬉しい顔)]

気温差や湿度は、タイムラグが2週間程度あるので、遅効性なのか他の原因があるのかはわかりません。もっとも、気温差は遅効性という可能性はあります。
気温が急変すると、何日か体調が悪くなることを経験している人は少なくないでしょう。
体調が悪いときには新型コロナに感染する確率は高くなるはずですから、タイムラグが2週間程度あっても不思議ではありません。
最低湿度や気圧差もそうなんでしょうか?

いずれにしても、画期的な研究には違いないので、今後の予測がどの程度当たるか、そしてまた別の人の追試を期待したいと思います。

【0:35追記】
その後、J Satoさんから貴重なご意見をいただきました。

これで枕を高くして眠れます。[るんるん]
【10:00追記】
よく見たら、最大風速との相関係数は負の値でした…[ふらふら]。つまり、風が強いと実効再生算数Rtが下がることになりますが、1月は真逆ですね。なんで?

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【ひろゆき】血液型と性格って関係あるの? [サイト紹介]

【ひろゆき】血液型と性格って関係あるの?
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この動画を見て拍子抜けしたんですが、本当に何も勉強してないんですようですね。

血液型と性格に関係があるという論文はありますよ!

参考までに、英語論文もあります。
ABO Blood Type and Personality Traits in Healthy Japanese Subjects

頭ごなしの否定は、もはや疑似科学そのものです。
ちゃんと調べたから反論してほしいし、科学的な議論に反論は不可欠なので期待していたのですが…。

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先が見えた!?新型コロナ第三波 [新型コロナ]

ひさしぶに新型コロナネタです。

もう少しわかり易い池田信夫氏の解説はこちら。
なぜ病床の8割が空いているのに「緊急事態」なのか
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