SSブログ

クロニンジャーのパーソナリティ理論 血液型とパーソナリティ [サイト紹介]

こんなサイトを見つけました。

NTTデータ ジェトロクニクス株式会社
クロニンジャーのパーソナリティ理論
血液型とパーソナリティ
[http://www.nttdata-getronics.co.jp/csr/lits-cafe/personality/no2.html]

執筆されたのは2009年なので5年ほど前ということになります。
それにしても、なかなか興味深く面白い内容です。
執筆者は慶應義塾大学心理学研究室准教授の木島伸彦(きじま のぶひこ)さんです。
彼は心理学者なので――ある程度予想できることなのですが――統計的に差がないという結論になっています。[たらーっ(汗)]
しかし、決して頭ごなしの否定ではありません。
統計データに基づく内容なので、私的には好感が持てる内容だと思います。

ただ、いくつか気になる点もあります。

一つは、大村政男さんの研究のように、クロニンジャーの性格テストで差が出たという話題もありますので、統計的に差がないと言ってしまうのはどんなものでしょうか?
[http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/ohmura-tv.htm]

もう一つは、効果量の計算です。
さて、白血球の血液型は多少相性に関係があるかもしれませんが、ABO式ではどうなのでしょうか? 私は無視できる程度の関係しかない、と考えています。もっと正確に言うと、せいぜい2%程度かそれ以下、と考えています。なぜなら、現在、遺伝子と性格の関連性で研究されているクロニンジャー理論においても、ひとつの遺伝子の影響力は、せいぜい2~5%と言われているからです。
現実のデータを見てみると、血液型のデータは2~5%(分散比)よりはやや大きくなります。また、「一つの遺伝子影響力」とありますが、1つの遺伝子が他の遺伝子に影響を与えている可能性もありますので、こう言い切ってしまうのは科学的にどうなのか?という疑問もあります。
ちなみに、男女差では2~5%以上のデータはゴロゴロしています。

ひょっとして、現実のデータを見ていないのではないでしょうか?
気になりますね。
コメント(0)  トラックバック(1) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 1