SSブログ

すべての人はハゲである?

かなり昔の話ですが、恩師(たしか、日本で最難関大学の理学部卒でドクターを持っていたはず…)と何人かで議論をしたことがあります。
それは、すべての人はハゲであることを、数学的帰納法で証明する、というものです。[ひらめき]
では、どうやるかというと、
1. ある人の髪の毛の本数をn本とします。
2. n=0のとき、その人はハゲである。
3. n=kのとき、その人はハゲであるとすると、n=k+1のときもハゲである。
4. 従って、すべての人はハゲである。
この結論は明らかにおかしいのですが、なぜおかしいのか誰もわかりませんでした。[ふらふら]
もう一度よく考えてみると、ある人が「ハゲ」なのかという客観的な定義はありません。
これに対して、数学的帰納法は、0か1かの世界です。
結局、何が言いたいかというと、曖昧な基準と0か1か的な手法を、そのまま組み合わせると、ロクことにならないということです。
ハゲかどうか判定するには、数学的帰納法ではなく、官能検査のような、個人差があることが前提の手法と組み合わせるべきなのでしょう。[決定]
血液型でも、そんなことはいっぱありますので、要注意です。
例えば、母集団、有意差、関係がある…。
物事は、よく考えてから判断しましょう、ってすっかり常識的な結論に落ち着いてしまいましたが。[たらーっ(汗)]
コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0