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FSMさん ほたるいかの書きつけ [サイト紹介]

FSMさんとは、ご自身のブログ[本]
ほたるいかの書きつけ
http://profile.ameba.jp/fireflysquid/
とTAKESANさんの
Interdisciplinaryな掲示板[本]
http://seisin-isiki-karada.bbs.coocan.jp/
ABO FANさん用2
で議論させていただきました。
お忙しい中ありがとうございます。

最近、また新しいエントリー
血液型性格判断・ニセ科学・差別、あるいは「科学」と「価値」
http://ameblo.jp/fireflysquid/entry-10250447957.html#c10331941584
が上がったので、いくつかコメントさせていただきます。
FSMさんは、意図的なものかどうかわかりませんが、書き方に難があるように見受けられます。
血液型と性格に強い相関があるという「ウソ」
統計では「ウソ」かどうかわかりませんから、この時点でアウトです。
というのは、単にデータが見つかっていないだけかもしれないからです。
※念のため、「強い相関」を示すデータはありますが、信頼性に難があるものがほとんどのようです。
もちろん、普通の人がそういうなら構わないのです。
しかし、「疑似科学批判」の文章としては、いかがかと思います。
また、性格の自己評定では問題があるとして、他者の評定について書いていますが、
本人による評価ではなく、他人による評価でしょう。
しかし、これを調査するのはかなり大変だと思われます。ですので、相関があることを示すということ自体がとても大変になります。そして、そのような調査結果は(私の知る限り)ありません(もしかしたらあるかもしれませんが)。
実はあるのです!

例えば、
佐藤達哉さん 「プラットタイプ・ハラスメント」からです(『現代のエスプリ~血液型と性格』 No.324 至文堂 H6)。

表1 各血液型のイメージ(N=197)
回答回答\血液型 A O B AB 合計
几帳面 111 0 0 0 111
神経質 77 1 1 3 80
おおらか 0 90 1 0 91
マイペース 0 8 33 1 42
詳細は拙サイトをどうぞ。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/stereo.htm

また、FSMさんも読んでいらっしゃる、山崎・坂元さんの研究報告にもこうあります。
血液型と性格の自己報告との間の相関は、弱いが認められた。さらに、一般の人々の性格の自己報告は、大学生の血液型ステレオタイプに合致していることがわかった。
出典:山崎賢治・坂元章 血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析- 日本社会心理学会第32回大会発表論文集 pp288~291 1991
詳細は拙サイトをどうぞ。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/sakamoto.htm

それと、以前に、TAKESANさんの掲示板で議論になっていた、「(弱い)関係を示すデータはある」ということで、FSMさんとは合意しましたので、読者の皆さんにご報告しておきます。
http://ameblo.jp/fireflysquid/entry-10231308007.html
坂元さんのデータ*では、
A型の人の「A-B」得点(0.082)は、B型の人の「A-B」得点(0.027)よりも、有意に高い
②血液型と性格の自己報告との間の相関は、弱いが認められた。さらに、一般の人々の性格の自己報告は、大学生の血液型ステレオタイプに合致していることがわかった。
とあります。
*山崎賢治・坂元章 血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析- 日本社会心理学会第32回大会発表論文集 pp288~291 1991
ただし、その解釈はこれからの議論になります。
後日、FSMさんのブログの更新に期待したいと思います。

なお、紹介されている『「モード性格」論』では、現在となっては妥当ではない記述があります。
例えば、

1. こうした研究[性格検査と血液型との関係]からは血液型と性格の明確な関係は全く見いだされませんでした。(119ページ)
2. [能見正比古さんの著書による血液型の特徴による自己]評定と性格との間に血液型性格判断で言うような関係は見られませんでした。(120ページ)
3. その他の研究からも、血液型と性格との関係が確認できるような証拠は全く得られていません。(120ページ)


1. は、韓国・延世大学の孫教授によって否定されています。
韓国の最大手通信社である聨合ニュース9月21日の報道によると、同国の延世大学の心理学専門の孫栄宇教授と劉聖益研究員は、各国のこれまでの血液型と性格との関係に関する研究報告50例を分析し、「O型は外向的、A型は内気、B型は感性豊か」と結論付けた。
http://jp.epochtimes.com/jp/2007/10/html/d65438.html
詳細は拙サイトをどうぞ。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/korea-psy.html

2. は、少なくとも次の4つの研究で否定されています。
・山崎賢治、坂元章さん 血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析- 日本社会心理学会第33回大会発表論文集 pp342-245 1992
・山崎賢治、坂元章さん 血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析- 日本社会心理学会第32回大会発表論文集 pp288-291 1991
・白佐俊憲さん 血液型性格判断の妥当性の検討(2) 北海道女子大学短期大学部研究紀要 36, pp1-18, 1999 (浅井学園大学)
・山岡重行さん 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 日本社会心理学会第47回発表論文集 2006

3. は上の1.2.で否定されます。
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コメント 2

FSM

こんばんは。
御指摘の点ですが、私のブログのコメント欄で反論しておきましたのでご覧ください。

いちおう最初の論点だけ書いておきますと、「信頼性のある」データでは、「強い相関」を否定していますので(松井論文でも山崎・坂元論文でも)、強い相関があると主張するのはウソになります。

何かありましたら、またどうぞいらしてください。
山崎・坂元論文のレビューについては…連休中になんとかしたいと思っています。
by FSM (2009-04-29 20:10) 

ABOFAN

コメントありがとうございます。
私のコメントは、FSMさんのブログの方が書きます。
その方がわかりやすいでしょうから。
お忙しいところ、お手数をおかけします。
よろしくお願いします。
by ABOFAN (2009-04-29 22:58) 

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