新型コロナとワクチンの「本当のこと」がわかる本 [新型コロナ]
久しぶりの、新型コロナの投稿です。

疑似科学批判の常連が書いているというので、ちょっと中身をチェックしてみました。
著者を調べてみたところ、ウイルス感染症についての査読あり英語論文(第一著者)を書いた人は誰もいません(ウイルス学、免疫学が専門だという峰宗太郎氏も、新型コロナの論文はなし)。
つまり、全員「素人」なので、この本は「一般書」というしかないでしょう。
言い換えれば、他の本に比べて特に信頼性が高いわけではありません。
よって、この本の内容を信じるなとまでは言いませんが、科学的な根拠にすることはできないでしょう。
以下、気が付いた点をランダムに書いておきます。
【Q10】 PCR検査は新型コロナウイルス以外のウイルスも検出してしまう 答え:検出されません
→死んだウイルスも検出してしまいます
この項目は峰宗太郎氏が執筆していますが、検出するのは「新型コロナウイルス由来」のDNAと書いています。確かに、ウソは書いていませんが、死んだウイルスのDNAも検出すると書いてないのは、詐欺に近いでしょう。
なお、Q08には、「感染性を失ったウイルスでも反応する塩基配列が残っていればPCR検査で陽性になります」とあります。
【Q29】 新型コロナワクチンの有効率90%超は、数字のトリック? トリックと言っているほうがトリックです
→いいえ、トリックです。3か月ぐらいで逆効果になります。つまり、ワクチンを打つと新型コロナに感染しやすくなるのです![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
【Q14】 イベルメクチンは、新型コロナにウイルスに効果がある? 答え:現状、その効果は証明されていません
→実データでは効果が現れていますが、この項目には何の記述もありません。
日本発「イベルメクチン」 インドがコロナ治療で感染者数減もWHO「反対」のナゼ

本当に効果があるかどうかは別として、これで「脚気」の話を思い出す人も多いでしょう。
日露戦争で、海軍は麦飯を採用したので脚気はほとんど出ませんでしたが、陸軍はビタミンBに乏しい白米食に固執して、戦死者に匹敵する病死者を出しました。
現在でこそ、脚気はビタミンBの欠乏が原因であることがわかっていますが、当時はビタミンBは発見されてないので、そもそも効果を証明しようがないからです。
この項目の執筆者は、日本陸軍の失敗を正当化したいのでしょうか?
経緯は、吉村昭氏が丹念に取材した結果が「白い航跡」に書かれています。
また、多くの著者が関わっているせいか、矛盾する記述も目立ちます。たとえば、次の二つの項目は明らかに矛盾しています。
《Q12》 新型コロナワクチンの治験はまだ終わっていない? 答え:安全性はすでに十分に確認されています
《Q27》 なぜ、新型コロナワクチン接種後の死亡例は因果関係不明が多いのか 答え:調査にはたくさんの時間がかかるからです
→「新型コロナワクチン接種後の死亡例は因果関係不明」なら、「安全性はすでに十分に確認されています」とは言えないですが…。よくわかりません。
なお、現在では厚労省も心筋炎との関連は認めています。
いくらなんでも、これではミスが多すぎるでしょう![[むかっ(怒り)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/152.gif)
結局、この本は、既にワクチン接種をした人が、自分が正しいことを納得させることが目的ということでしょう。それはそれで、心理学的には十分意味があることだと思います、科学的に正しいかどうかは別として…
。

新型コロナとワクチンの「本当のこと」がわかる本~【検証】新型コロナ デマ・陰謀論
- 出版社/メーカー: 彩図社
- 発売日: 2021/12/28
- メディア: 単行本
疑似科学批判の常連が書いているというので、ちょっと中身をチェックしてみました。
著者を調べてみたところ、ウイルス感染症についての査読あり英語論文(第一著者)を書いた人は誰もいません(ウイルス学、免疫学が専門だという峰宗太郎氏も、新型コロナの論文はなし)。
つまり、全員「素人」なので、この本は「一般書」というしかないでしょう。
言い換えれば、他の本に比べて特に信頼性が高いわけではありません。
よって、この本の内容を信じるなとまでは言いませんが、科学的な根拠にすることはできないでしょう。
以下、気が付いた点をランダムに書いておきます。
【Q10】 PCR検査は新型コロナウイルス以外のウイルスも検出してしまう 答え:検出されません
→死んだウイルスも検出してしまいます
この項目は峰宗太郎氏が執筆していますが、検出するのは「新型コロナウイルス由来」のDNAと書いています。確かに、ウソは書いていませんが、死んだウイルスのDNAも検出すると書いてないのは、詐欺に近いでしょう。
なお、Q08には、「感染性を失ったウイルスでも反応する塩基配列が残っていればPCR検査で陽性になります」とあります。
CDCの新ガイドラインでは、隔離期間の最後にPCR検査を行わない。PCR検査が12週間も陽性反応を示してしまうから
— J Sato (@j_sato) December 30, 2021
→CDC、PCR検査がウイルス死骸に反応して偽陽性率が高いことを、2年かかって認める https://t.co/LLe29jUTlO
【Q29】 新型コロナワクチンの有効率90%超は、数字のトリック? トリックと言っているほうがトリックです
→いいえ、トリックです。3か月ぐらいで逆効果になります。つまり、ワクチンを打つと新型コロナに感染しやすくなるのです
![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
ワクチンを打つと最初は良いけど、時が経つと逆効果になる可能性があると3月に指摘しました。自分の体を攻撃する可能性や他の病原体に弱くなる可能性についても指摘しました。ワクチンを打った人は打ち続ける羽目になるとも。 意を決して7月のゴー宣道場でもお話ししました。ようやく皆わかってきた。 https://t.co/lOvxkQC5Wq
— Takayuki Miyazawa (@takavet1) December 29, 2021
【Q14】 イベルメクチンは、新型コロナにウイルスに効果がある? 答え:現状、その効果は証明されていません
→実データでは効果が現れていますが、この項目には何の記述もありません。
日本発「イベルメクチン」 インドがコロナ治療で感染者数減もWHO「反対」のナゼ
本当に効果があるかどうかは別として、これで「脚気」の話を思い出す人も多いでしょう。
日露戦争で、海軍は麦飯を採用したので脚気はほとんど出ませんでしたが、陸軍はビタミンBに乏しい白米食に固執して、戦死者に匹敵する病死者を出しました。
現在でこそ、脚気はビタミンBの欠乏が原因であることがわかっていますが、当時はビタミンBは発見されてないので、そもそも効果を証明しようがないからです。
この項目の執筆者は、日本陸軍の失敗を正当化したいのでしょうか?
経緯は、吉村昭氏が丹念に取材した結果が「白い航跡」に書かれています。
また、多くの著者が関わっているせいか、矛盾する記述も目立ちます。たとえば、次の二つの項目は明らかに矛盾しています。
《Q12》 新型コロナワクチンの治験はまだ終わっていない? 答え:安全性はすでに十分に確認されています
《Q27》 なぜ、新型コロナワクチン接種後の死亡例は因果関係不明が多いのか 答え:調査にはたくさんの時間がかかるからです
→「新型コロナワクチン接種後の死亡例は因果関係不明」なら、「安全性はすでに十分に確認されています」とは言えないですが…。よくわかりません。
なお、現在では厚労省も心筋炎との関連は認めています。
なぜ令和3年12月3日の副反応検討部会で突然、心筋炎が『重大な副反応』となったのか?気になってました。
— Kawano Natsuki (@KawanoNatsuki) December 27, 2021
YouTube LIVE見てたけど聞き逃したところもあって。議事録出たので読んでました。
結局突然事務局(厚労省)から「添付文書の改訂」がスッと出てきただけでした。https://t.co/PYMiG2Bz7t
いくらなんでも、これではミスが多すぎるでしょう
![[むかっ(怒り)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/152.gif)
結局、この本は、既にワクチン接種をした人が、自分が正しいことを納得させることが目的ということでしょう。それはそれで、心理学的には十分意味があることだと思います、科学的に正しいかどうかは別として…
![[たらーっ(汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/163.gif)
2021-12-31 08:32
コメント(0)
コメント 0