明治大学科学コミニュケーション研究所 Gijika.com 血液型性格診断 [サイト紹介]
明治大学科学コミニュケーション研究所が運営する、疑似科学を科学的的に考えるサイト「Gijika.com」の中に「血液型性格診断」が最近オープンしたようです。
ただ、残念なことに、このサイトには数多くの間違いがあります。
また、参考文献もほとんどが一般書です。
データによる検証も、少なくともサイト上では皆無です。
#他のページのほとんどがそうです。
このままでは、到底立ち入った議論には耐えられないでしょう…。
例えば、「効果の作用機序を説明する理論の観点」についての記述では、
とあります。
しかし、血液型別の性格は、曖昧な記述が誰にでも当てはまるという「バーナム効果」では説明できないことは明らかです。
なにしろ、現実のデータでは70パーセント程度以上の人が「A型は几帳面」「O型はおおざっぱ」…のような血液型に明確なイメージを持っているのですから…。
出典:性格と恋愛にみる血液型効果 - 文教大学(2008年)[pdf]
もちろん、他のデータでも傾向は同じです。
また、「自己成就」も現実のデータで否定されています。
それでも、「バーナム効果」や「自己成就」だと主張するなら、それなりの根拠が必要なはずですが、直接的にデータで証明したものは、このサイトに紹介されている参考文献にはありません…というか心理学の文献では、少なくとも私は見たことがありません。
他も推して知るべしで、とにかくデータによる検証が皆無というのは「疑似科学批判」のサイトとして致命的な欠陥がある、と言っていいのではないでしょうか?
ただ、残念なことに、このサイトには数多くの間違いがあります。
また、参考文献もほとんどが一般書です。
データによる検証も、少なくともサイト上では皆無です。
#他のページのほとんどがそうです。
このままでは、到底立ち入った議論には耐えられないでしょう…。
例えば、「効果の作用機序を説明する理論の観点」についての記述では、
心理学分野の研究からたびたび指摘されている「バーナム効果」や「自己成就」を棄却できる研究構造となっていないことは、科学理論として致命的である。
とあります。
しかし、血液型別の性格は、曖昧な記述が誰にでも当てはまるという「バーナム効果」では説明できないことは明らかです。
なにしろ、現実のデータでは70パーセント程度以上の人が「A型は几帳面」「O型はおおざっぱ」…のような血液型に明確なイメージを持っているのですから…。
出典:性格と恋愛にみる血液型効果 - 文教大学(2008年)[pdf]
もちろん、他のデータでも傾向は同じです。
また、「自己成就」も現実のデータで否定されています。
それでも、「バーナム効果」や「自己成就」だと主張するなら、それなりの根拠が必要なはずですが、直接的にデータで証明したものは、このサイトに紹介されている参考文献にはありません…というか心理学の文献では、少なくとも私は見たことがありません。
他も推して知るべしで、とにかくデータによる検証が皆無というのは「疑似科学批判」のサイトとして致命的な欠陥がある、と言っていいのではないでしょうか?
2018-12-02 10:03
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