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「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」の科学性評定《続々》 [Gijika.com]

前回の続きです。
ほぼ毎日投稿をしてきたのですが、初めて「掲載拒否」になったようです。[むかっ(怒り)]
そこで、どのような基準で掲載されないのかテストしてみることにしました。
次が、「掲載拒否」(?)となった2/16 23:22(投稿No.130)の内容です。

今回の情報提供は、一昔前の2007年に韓国心理学会誌上に発表された論文の紹介です。
孫栄宇[教授] 劉聖益[研究員] 延世大学校 血液型類型学研究に対する概観:社会文化的,行動科学的及び生化学的観点で Sung Il Ryu, Young Woo Sohn, A Review of Sociocultural, Behavioral, Biochemical Analyses on ABO Blood-Groups Typology
韓国心理会誌:社会及び性格 Korean Journal of Social and Personality Psychology, 2007, Vol. 21, No. 3, pp. 27~55
珍しいことに、既存の心理学に対する批判が書かれています。以下はその意訳です。
血液型性格学に対する論議自体をタブー視する傾向
・血液型性格学に反対する根拠として、一部の専門家が血液型と性格の関係には全く根拠がないと主張している事実をあげたりする
・日本の心理学者である渋谷昌三(2006)の著書には、「医師や生理学者の間でも、血液型が人間の性格に影響を与えるとは理論的に考えにくいという見解が主流になっている」という表現がある
・しかし、この考えを支持するに値するどんな客観的な研究の内容も示されていない
・血液型性格学に強く反対しながらも、客観的なデータを提示することはできないようだ
・一部の心理学者は、人々が血液型性格学を信じることは、確証バイアス、バーナム効果、自己成就予言などによるものと分析している
・しかし、これらが血液型性格学を否定することができる根拠になるのではない
・このように、学界では血液型性格学に対する研究と論議自体をタブー視する傾向が現われている
また、この研究では、過去の先行研究をメタ分析的な手法を使って解析した結果、A型は内向的、O型は外交的といった傾向が現れたとしています。
そのほかに、既存の性格検査では血液型による性格の違いを正しく検出できないのではないか、という問題提起もあります。この点については、改めて説明するつもりです。

「掲載拒否」の基準をテストするため、2/18 0:00(投稿No.131)事実&質問のみの投稿をしてみました。内容は次のとおりです。

前回の投稿が掲載拒否(?)のようなので、今回は単純に事実の指摘&質問をしてみます。
さて、このサイトの参考文献では、同じ統計データを使いながら、統計的に有意な差があるかどうか正反対の結論が得られているものがあります。
1. 次の文献のデータは約3000人×11年で「統計的な有意差が出た」との結論です。
This indicates that blood-typical personality stereotypes actually influenced the personalities... このことは、血液型ステレオタイプは現実に個人の性格に影響していることを示している... 「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
2. しかし、1.と同じデータを使いながら、「統計的に有意な差がない」という研究が直後に紹介されています。もっとも、この文献では1.の11年分のデータのうち、4年のみを使っています。
以上の結果は、ABO式血液型による性格の差には、年度を越えた一貫性がみられないことを明らかにしている。本資料のデータから見る限り、血液型ステレオタイプは妥当性を欠くと結論される。「血液型による性格の相違に関する統計的検討」松井 豊(1991)
管理者さんは、1.と2.のどちらの結論が正しいと思われますか?

さて、反応はどうでしょうか?
やはり「掲載拒否」になるのでしょうか?


【追記】
投稿No.131を投稿した10分後に、No.130と同時に掲載されました。なんで?
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