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中央公論 2015年12月号 特集「疑似科学」と科学のあいだ [新聞・雑誌]


中央公論 2015年 12 月号 [雑誌]

中央公論 2015年 12 月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2015/11/10
  • メディア: 雑誌


今日発売になった2015年12月号の「中央公論」に、『特集「疑似科学」と科学のあいだ』という記事がありますが、なぜか血液型は全く取り上げられていません。何か書いてあったら、早速ここにアップしようと思ったのですが、大変残念です。[わーい(嬉しい顔)]
ところで、この特集では、明治大学の石川幹人教授への取材記事が掲載されています。執筆記事ではないのでなんともいえませんが、なんと「マイナスイオンドライヤー」は、多少は効果はあるということで「それくらいの利点はありそうです」とあるのでちょっと驚きました。
関連部分は
ドライヤーから荷電粒子が吹き出ると、髪の毛が帯電して反発し合い、浮き上がりますから、早く乾かすことできます。熱風を当てる時間が短くてすめば、髪のダメージは減ります。商品の宣伝コピーとは違いますが、そのくらいの利点はありそうです。
のだそうです。
しかし、マイナスイオンドライヤーの仕組みは、例えば、
マイナスイオンドライヤーは、髪にマイナスイオンを吹き付けることによって、髪の毛の静電気を減少させ、まとまりやすくするものです。
[http://www.tescom-japan.co.jp/knowledge/hair/]
つまり、「髪の毛の静電気を減少させ」とありますから、石川教授の「髪の毛が帯電して反発し合い、浮き上がります」という説明とは正反対です。また、髪の毛が浮き上がるほど帯電するとなると、たぶん数千ボルトから数万ボルトの静電気が発生するはずですが、私の使っているマイナスイオンドライヤーは、「髪の毛が浮き上がるほど帯電」はしませんし、他の人からもそんなことを聞いたこともありません。
本当はどうなんでしょうか?
石川教授は実際に電圧を測定してみたのでしょうか?

【H27.12.7追記】
はてブに、こんなコメントが付きましたが、いつの間にかなくなったようです。
参考までに貼っておきます。
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コメント 14

SNAIL

素材には+で帯電しやすいものと-で帯電しやすいものがあります。
髪の毛は+で帯電しやすいので
後の説明のほうが正しいと思いますヽ(´ー`)ノ
by SNAIL (2015-11-11 07:00) 

ABOFAN

SNAILさんの言うとおりで、髪の毛は非常にプラスに帯電しやすいようです。
出典:大阪私立科学博物館
[http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/~ohkura/seidenki/taidenretu.htm]
ですので、「マイナスイオンドライヤー」を使うと、髪の毛のプラスの帯電が減少することになります。つまり、髪の毛の静電気が減少します。
次の内容は、マイナスイオンドライヤーのメーカーのサイトからで、まさにそう書いてあります。
-----
一般的にいわれる「マイナスイオン」とは、空気中の物質がマイナスに帯電し微細な水分に付着したものです。静電気などで髪にプラスイオンが発生すると、キューティクルが傷みやすくなります。マイナスイオンは、そのプラスイオンを中和し、キューティクルの傷みを抑え髪にツヤとうるおいを与えます。
[http://www.tescom-japan.co.jp/knowledge/hair/]
-----
中央公論で誰もチェックしなかったんですかねぇ。
そもそも、マイナスイオンドライヤーでそんなに静電気が起こるなら、ドライヤーを止めた直後には、髪の毛が逆立っていないとおかしいはずです。しかし、そんなことは全然ありません。というか、そんなに髪の毛が逆立っていたら、メーカーにクレームが殺到することでしょう。常識的に考えてもおかしい話です。
疑似科学批判のページが「トンデモ」では洒落にもなりませんね。(^^;;
by ABOFAN (2015-11-11 22:06) 

ssfs

なんか呼ばれたような気がしたので来ました。石川氏が主宰する疑似科学批判のマイナスイオンの項目は救いようのない「トンデモ」です。
http://www.sciencecomlabo.jp/health_goods/negative_ion.html

ご案内のように初版はひどい出来でしたが、第2版もダメです。千億円規模の市場があるのに、「社会への応用性 (低)」とか間抜けすぎます。そもそも基本知識のない門外漢が、名ばかりの参考文献をかじり、やっつけ仕事でいい加減なページを作ったにすぎません。こんな代物でも世間は「大学教授謹製」とばかりに信じ込んでしまうんですよね。知の退廃は恐ろしいことです。詳しくはヤフー掲示板をご覧ください。

http://textream.yahoo.co.jp/message/1835549/a1va5dea5a4a5ja59a5a4a5aaa5sa1w4fbbkbcbc/1/6242

石川氏は超常現象の世界に閉じこもるのがお似合いです。えせ疑似科学批判は科研費の無駄遣いにすぎません。中央公論はきょうじっくり読んでみます。
by ssfs (2015-11-12 00:05) 

ABOFAN

中央公論の記事は、(談)となっているので、石川さんがどういう経緯で取材されたのかは分かりません。
もっとも、新聞記事ではないので、いくらなんでも本人の意図と逆の内容ということはないでしょうが(苦笑)。
面白いのは、左巻さんの持論であるマイナスイオンの全否定が掲載されていないことです。石川さんの記事に合わせるために全部カットしたのだと思われます。
私は、どちらかというと石川さんには親近感を抱いています。
直接会って話をすれば、いろいろと面白い情報交換ができるのではないかと期待していたのですが、なぜかボツになりました。
#私は超能力は全く信じていませんけどね。
サイトの件ですが、科研費でやっている研究なので、まさか「マイナスイオン」や「血液型性格診断」を全面的に肯定するというわけにはいかないのでないでしょうか(笑)。
この点も、直接会ったときに聞いてみようと思ったのですが、残念ですね。
ただ、管理者さんはいただけませんね。高校レベルの確率・統計を理解していないようなので、文章力だけでカパーしようと思っているらしく、内容が無茶苦茶です。そういう意味では、指導している石川教授にも責任がないとは言えないでしょう。
by ABOFAN (2015-11-12 22:52) 

ssfs

石川氏は自分達の能力でカバーできないことについて科研費申請し、それがまんまと通ってしまいました。この経過は明らかにおかしい。氏らの無能を見抜けなかった審査陣の至らなさを真っ先にやり玉に挙げるべきです。

by ssfs (2015-11-13 03:11) 

ABOFAN

科研費の血液型の研究はいくつかありますが、みんな分析結果が妙なものばかりです(苦笑)。
たぶん、「疑似科学批判」は通りやすいのかもしれません。
いったん通ってしまったものなら、審査が間違っていると認めることはまずありません。もし間違っていることを認めたら、責任を問われますから…。
そういうことですら、以前に取り上げた長崎大の研究成果報告書ですが、血液型と性格の研究で、肯定的な結果が出たデータだけサンプル数と調査年が書いていないのです。しかも、その結果が堂々と公開されているのですから、開いた口がふさがりません。私も科研費を申請すればいいんでしょうかね(笑)。
余談ですが、今回のように「誰でも書き込める」掲示板形式にしたのは、明らかに失敗だと思います。私のせいかどうか知りませんが、最近は回答の頻度が極端に鈍りました。以下は10/1からの状況です。
■10/1からの投稿者
全投稿36件のうち私の投稿が18件→全体の50%
■私の投稿日と掲載日
9/30投稿→10/6掲載(6日後)
10/7投稿→10/7掲載(0日後)
10/8投稿→10/13掲載(5日後)【回答拒否】
10/13投稿→10/29掲載(16日後)【回答拒否】
10/31投稿→11/10掲載(10日後)【回答拒否】
科研費をもらっていると、さすがにkikulogのように「サイト閉鎖」とはいかないでしょうから、私のやりたい放題(笑)となっています。少なくとも、今年度末までは続けるつもりです。いいネタが出来ました。
仮に「閉鎖」となっても、血液型の分なら全てのログは取ってありますので、私は特に困るわけではありません。
by ABOFAN (2015-11-13 22:30) 

ABOFAN

参考までに、明大の「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」にこんなコメントが付きました。
http://www.sciencecomlabo.jp/health_goods/negative_ion.html
>いわゆるマイナスイオンに「何らかの効果」があるのは既に実証されているようなので
――ただ、ここに疑問がありますよ?という論で本項を構成しています。ですので、「実証」されている効果を、ぜひご提供願いたいのです(もちろん、ABOFANさんに限ってではありませんが)。
>ssfs氏がコメントしていまして『千億円規模の市場があるのに、「社会への応用性 (低)」とか間抜けすぎます。』とあります。確かに、それはそうだと思います。
――なるほど。このような視点ですか……。ssfsという方を直接知らないので何とも言えないのですが、氏は、経済規模が大きいのであれば応用性は高評価だ、とおっしゃりたいのですかね?
(すみません、ABOFANさんにこれを聞いても答えようがないことでしょうが……) (回答日時:2015/11/19 21:40:41)
by ABOFAN (2015-11-20 07:19) 

ssfs

面白い展開ですね。ssfs知らずでマイナスイオンを論じるとは、どこまでナイーブなんでしょ。掲示板とか知恵袋とか調べるべき場所はたくさんあるのに、そういうことをしていないのが一目瞭然です。掲示板を訪れてくれれば、懇切丁寧にご指導申し上げるんですが、蒙昧な下衆どもがうじゃうじゃ涌いているところに近づきくはないですよね。
by ssfs (2015-11-20 22:41) 

ABOFAN

テーマを広げすぎているのではないかと思います。最近また「DHA・EPA」「牛乳有害説」という項目が増えました。
目的はコミュニケーションと言っているのですが、実際には「啓蒙」が目的ということなのでしょう。
ただ、管理者の院生は、おそらく標準偏差さえもよく知らないようです。これでは、統計的な分析ができるはずもありませんし、そもそも私との「コミュニケーション」は不可能です(苦笑)。
といった感じで、疑似科学批判を極めて“お手軽”なものと考えているようで、ナイーブといえばナイーブですね。
by ABOFAN (2015-11-22 08:32) 

ssfs

「マイナスイオンやEM菌などが効く、と考えていらっしゃる源(エピソード、実感、口コミなど)があれば、お教え願いたいのですが……。」

アチャー、管理者の院生は何にも調べずに批判行為に及んでしまったのですね。そろそろ自分たちがしでかしたことの罪の重さが分かってきてもいい頃です。ニセ科学批判の大学人って、こんな情けないのばかりです。
by ssfs (2015-11-28 08:26) 

ABOFAN

疑似科学批判は研究費をもらいやすいということなんですかね?
次は私の投稿した内容です。

>たとえば、マイナスイオンやEM菌などが効く、と考えていらっしゃる源(エピソード、実感、口コミなど)があれば、お教え願いたいのですが……。いかがでしょうか?
――EM菌は、CiNiiで調べてみてはいかがでしょうか? EMが有効という報告は山ほどあります。
・EM菌による海水の浄化に関する調査報告 益崎 真治 弓削商船高等専門学校紀要 33, 67-71, 2011-01-18
・汚水浄化のためのEM菌担持物の探索と評価 福井工業高等専門学校研究紀要. 自然科学・工学 41, 29-34, 2007-11
マイナスイオンは、日経エレクトロニクスの特集がいいと思います。
『日経エレクトロニクス』2009年11月2日号 特集 イオン健康家電の正体
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20091026/176904/?rt=nocnt
もっとも、これらの研究報告や記事が正しいかどうかは私にはわかりません。

高校の確率・統計の単位を取ってなくとも、統計的分析の文章を書けちゃうぐらいですから、相当審査が甘いというしかありませんね。“業界”の関係者にでも実情を確認してみますかねぇ。
ただ、この手の補助金は、審査を通った案件を否定してしまうと、審査を通した側の批判もされるので、よほど問題にでもならない限りフリーパスなはずです。
もっとも、いったん“問題化”すれば話は別で、誰かが大騒ぎするのが一番効果があります(笑)。
by ABOFAN (2015-11-28 10:01) 

ssfs

面談の際には相手に「あなたは無能すぎてニセ科学の評定者には不適格。このサイトはまったく役に立たないごくつぶしで、科研費を無駄遣いしているだけ」とはっきり言い渡すといいでしょう。
by ssfs (2015-12-04 01:34) 

ABOFAN

仲間からは「大人げないことはしないで、若者には親切にしてあげなさい」と叱られましたので、紳士的に会ってこようと思います(笑)。ただ、本当に会ってもらえるかどうか、疑心暗鬼になっています。なにしろ、1回キャンセルされましたからね。
さて、私が会いに行きたいのは、いろいろと面白い話が聞けるからです。公開の場では奥歯に物がはさまったようなことしか言えないですからね。それは私も同じことです(笑)。
実は、最近亡くなった(血液型否定の心理学者)大村さんとは何回か直接お会いしています。流石に生きているうちは書かなかったんですが、亡くなったということで書いてしまいます。
現実の彼は、人格者で実にいい感じの人でした。叙勲されただけはあります(確か勲三等だったと思いました)。
統計はあまり詳しくはなかったようで、それは自分でもそう言ってましたね。
それと、彼は本心では血液型と性格に関係があると信じていたのです。面白くありませんか?
実は、血液型に反対している心理学者は、だいたい血液型を信じています(笑)。
ちなみに、菊池誠氏とは会話したことはありませんが、彼の講演は聞いたことがあります。そのときに面白かったのは、司会者から血液型の話を振られたて、一瞬グッと詰っていたことです。つまり、少なくとも統計的に関係があることは内心では認めているわけです。ただ、それを書くと商売あがったりなので、書くはずもありませんが。
もっとも、私は彼の原子力の話は信じています。それは血液型とは全く別の話です。
今回はどういう展開になるのかわかりませんが、超能力は私は全く信じていませんので、その点では話は合わないと思います(笑)。
管理者の山本氏以外に誰が来るのかわかりませんが、大学教授の石川氏、菊池氏、左巻氏…が来るなら、質問したいことは山ほどあります。ちょっとワクワクしています。
by ABOFAN (2015-12-04 21:13) 

ABOFAN

いつの間にか、はてブにこのエントリーに次のコメントが付いたのですが、いつの間にかなくなりました。
それにしても…の内容ですね。確かに、これじゃ早めに消さないと。(@_@)

はてなブックマーク 学び 中央公論 2015年12月号 特集「疑似科学」と科学のあいだ locust0138のコメント
アレな二人の会話。/血液型性格診断だけでなくEMまで支持するとは何でもありだ。EMの根拠として持ち出した論文が高専の紀要とは。/「血液型に反対している心理学者は、だいたい血液型を信じています」:妄想。
locust0138のコメント 2015/12/06 01:47
by ABOFAN (2015-12-07 01:10) 

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