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『日経エレクトロニクス』11/2号 イオン健康家電の正体 [新聞・雑誌]

血液型とは直接の関係はないのですが、面白そうなので記事[本]を読んでみました。
ちなみに、私は『日経エレクトロニクス』(日経BP)の定期購読者です。
コラムには「ニセ科学批判」で有名な小波秀雄さんのインタビューもあります。
で、気になるのは『日経エレクトロニクス』の結論ですが、意外というか…すっかり拍子抜けしてしまいました。[たらーっ(汗)]
各メーカーは、自社のイオン発生モジュールを使って、各種のウイルス、細菌、カビ、においの原因物質、アレルギー原因物質に対する効果の検証を進めている。結果は、いずれもほぼ似たようなもので、イオンそのものの効果は確認されていると言っていいだろう。(49ページ)
え~~っ!
いわゆる「マイナスイオン」[雷]って、「ニセ科学」じゃなかったの?
効果が本当だったら、メーカーでもっと宣伝すればいいのに、と思ったのですが、どうも医事法の制約があるらしいです。
記事によると、広告に「アレルギー原因物質」と言うと医事法に触れるので、「アレル物質」といった意味不明の造語を使っているだそうで…。
へ~~、どの業界でもいろんなヘンな制約があるものなんですね。
もっとも、記事では、「イオン」そのものの効果は認めているものの、「起こっていることが不明」、またイオン機能を搭載する製品の「効果への寄与が不明」としています。
なるほどねぇ。[猫]
ちなみに、いわゆる「マイナスイオン家電」が下火になったのは(必ずしも「ニセ科学批判」ではなく)法改正によるためだそうです。
恥ずかしながら、私は全然知りませんでした。[たらーっ(汗)]
ちなみに、マイナスイオン家電が下火になった要因の一つも、この景表法改正にある。マイナスイオン家電の多くが「気分が良くなる」という、客観的な評価が難しい効果をうたっていたからだ。(39ページ)
ただし、パナソニックのマイナス・イオンドライヤーは、官能評価の結果が根拠として認められたとあります。
結論として、イオン健康家電が効果があるかどうかは理由はよくわからないが、どうやら(少しぐらいの)効果はありそうだ、ということでいいようです。
それなら、いわゆる「マイナス・イオン」は「ニセ科学」と言って騒ぐほどのことではないと思うんですが…。
たぶん血液型も同じでは?
なお、私はいわゆる「マイナスイオン」は全くわかりませんので、これ以上突っ込まれても困ります。[たらーっ(汗)]
【H21.11.28追記】
いわゆる「マイナスイオン」という表現に変更しました。
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コメント 6

宋初巳

所謂「マイナスイオン」と化学の用語であるイオンは別物と捉えるべきかと。
ある意味自然科学においては初歩の初歩であるように思われますが。
by 宋初巳 (2009-11-19 12:35) 

ABOFAN

いわゆる「マイナスイオン」に書き換えました。
でも、結論は変わりません…。

by ABOFAN (2009-11-28 14:14) 

luxion

えっと、宋初巳さんが言われているのは、
「引用された日経エレ記事中の『イオン』は、
『いわゆる「マイナスイオン」』を指してはいない」
という意味ではないでしょうか。
重なる部分はもちろんあるのでしょうが。

調べて見ると、イオンというよりはラジカルの方が近いみたいなので、
菌を殺したり臭いを分解したりするのはある意味当たり前でしょう。

by luxion (2010-09-07 12:11) 

ABOFAN

では、パナソニックのドライヤーは、いわゆる「マイナスイオン」とは全く関係ないということですか?

by ABOFAN (2010-09-08 18:39) 

ひろし

『ただし、パナソニックのマイナス・イオンドライヤーは、官能評価の結果が根拠として認められたとあります。』
なのですけど、実際の記事から恣意的に引用を避けているみたいですが、
「そのため、ナノケアを使って得られるしっとり感がナノイーによる効果なのか、風量や温度といったほかの機能による効果なのかは、明確ではない。」
って書いてありますよね。
by ひろし (2010-09-26 13:23) 

ABOFAN

おお、実際に読まれたのですね。
では、いわゆる「マイナス・イオン」は「ニセ科学」と言って騒ぐほどのことではないと思うんですが、どうですか?
また、「イオンそのものの効果は確認されている」(49ページ)の記述は妥当でしょうか?

by ABOFAN (2010-09-26 22:34) 

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