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「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」の科学性評定《続々々々》 [Gijika.com]

前回の続きです。
前回の投稿は、「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」の血液型性格診断に10日後に掲載されました。春休みなのかな?
ただ、今回の内容を読むとわかりますが、純粋文系の人が書いているんですかねぇ…。大丈夫なのかな?[たらーっ(汗)]

念のため、3/29 7:34(投稿No.177)の内容を掲載します。

以前の投稿の掲載ありがとうございました。今回は掲載までに最大10日かかりましたが、春休みということなのでしょうか?(回答は不要です)
では、次の「理論の論理性」に進みます。

> 人間の体内には大量の赤血球が存在し、その赤血球それぞれにA、B、AB、Oの各型に特有の糖鎖が付いている(ここでの糖鎖とはN-アセチルガラクトサミン、d-ガラクトース、アセチルグルコサミン、フコースによる分子構造を表す)。
この記述は非常に誤解を生む内容です。A型の糖鎖は、どの血液型でも持っているO型の糖鎖の先端に「N-アセチルガラクトサミン」が付いたものです。B型の糖鎖も同様に「D-ガラクトース」が付いたものです。AB型はA型とB型の両方の糖鎖(とO型の糖鎖)を持っています。なお、Bombay-O型はどの糖鎖も持っていません。

> こう考えると、ABO式のみによって性格にまで言及する理論は、他の知見との整合性が低いと思われる。
体内に一番広く分布するのはABO式血液型です。多くの他の血液型(例えばRh)とは違い、脳にも神経にも存在しています。また、胎児期には脳に大量のABO式血液型物質が発現します(その後は急速に消失)。これらのことを考えると「他の知見との整合性が低い」とは必ずしも言えないと思います。

> A型の遺伝子は免疫機能が低くなる遺伝子と共起する確率が高い
すみません、出典はどこでしょうか? 遺伝子の連鎖で説明するのは、正直言ってかなり苦しいと思いますが…。なぜなら、B型やO型の遺伝子型は複数あり、それぞれ独立に(A型から)発生したのではないかと推測されているからです。つまり、B型やO型は元々が別々のA型なのですから、連鎖で説明するとするなら、それぞれ別のA型の「免疫機能が低くなる遺伝子と共起する確率が高い」はずです。しかし、私が知る限りそんな論文はありません。なぜなら、遺伝子型は普通は調べないからです。
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