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置賜の「卑弥呼」のDNAがほぼ完全に解読【追記あり】 [ゲノム解析で古代史]

Yahoo!に、置賜の「卑弥呼」の動画と記事が載りました。

以下は、Googleの画像データです。

okitama.PNG

山形県米沢市の戸塚山古墳から弥生人女性人骨が出土し、DNAがほぼ完全に開土されたとのこと。
昨日11/12にシンポジウムで結果が公開されたようですが、まだネットには出てませんね。

関連する科研費のプロジェクトの中間報告です。

縄文人のY染色体は、やっぱりD1b(現D1a2a)が多いんですね。

へ~[ひらめき]

エミシとは誰だったのか:全ゲノム解析で明らかにする東北古代人の遺伝的変遷

・これまで報告されている縄文時代人のゲノムデータには、中部地方以西のものがなかった。我々は、佐賀県佐賀市の東名遺跡から出土した縄文時代早期人骨(約7800年前)について遺伝子解析をおこない、ミトコンドリアゲノムの全体、および核ゲノムの一部を明らかにした。
それと、外部からの人口流入もほとんどなかったようです。
・東名遺跡人骨のミトコンドリアDNAとY染色体のハプログループは、それぞれM7a1aの祖先型およびD1bであった。これらは、これまでに報告されている縄文時代人にみられるハプログループと類似していた。
・今回の東名人、北海道礼文島船泊遺跡人、および縄文時代最終期~弥生時代最初頭の愛知県田原市伊川津遺跡人の3個体の核ゲノムを比較した結果、日本列島内では縄文時代を通じて人々に遺伝的連続性があり、外来の人々との混血の明確な証拠は認められなかった。
・このことは、縄文時代人の遺伝的分化は、混血ではなく地域化の進行、即ち地域間の遺伝的交流が減少したことによって促進されたことを示している。

【2023.9.16追記】

担当の方に直接お話を聞く機会があったのですが、ゲノム解析の結果は「普通の弥生人」とのことでした。
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