新型コロナ ワクチン接種開始で陽性者が倍増!? リターンズ 【追記・訂正あり】 [新型コロナ]
前回から1か月経過したので、最新情報を紹介します
。
ワクチン接種で陽性者が「増える」ことには、まだまだ相当の抵抗があるようですね…![[たらーっ(汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/163.gif)
そこで、てっとり早く理解してもらうために、ワクチン接種回数と陽性者の増減(実効再生産数※)のグラフを見比べてみましょう。
※1より大きいと増加、少ないと減少

出所:日本経済新聞

出所:東洋経済
見たとおり、1週間から10日程度のタイムラグで、ほぼ同じ傾向を示していることがわかります。これは、感染→発症→報告までに1週間から10日程度かかるからです。
次は、2月末から感染爆発が起きた宮城県の例です。2月17日から約2万人のワクチン接種が行われ、3月初めには終了したのですが、グラフを見ればわかるように、接種開始日の2月17日から1週間から10日程度経過後に感染が爆発したことがわかります。

出所:東洋経済
参考までに、この接種の対象ととなった東北大学この後の医療従事者第2弾の対象となった東北大学(3月8日接種開始)では、少ないながら陽性者が発生しました。
次は、3月下旬から感染爆発が起きた大阪府の例です《追記:4月21日は1242人のダントツ1位で、2位の東京都は843人》。大阪府では、3月8日から本格的に医療従事者のワクチン接種が始まり、しばらくして感染が爆発しました。

出所:東洋経済
4月8日に公開された野党合同チームの調査結果によると、大阪府のワクチン接種回数は16万回強ということで、ダントツで日本一となっています。
そしてまた、首相官邸のサイトにある医療従事者等のワクチン接種数(4月16日現在)と、ワクチンの先行接種がスタートした2月17日から4月18日までの陽性者の散布図は次のとおりです。

都道府県別陽性者数 NECソリューションイノベータ
都道府県別接種者数 首相官邸
この2つの数値の相関係数Rは、0.93(決定係数R2=0.86)と極めて高い値になっています。相関係数は-1~1の値を取り、1は完全に関係あるということなので、相関係数が0.93ということは、陽性者数はほぼワクチン接種回数で説明できることになります。
計算すると、東京や大阪のケースでは、接種者の20%にもなる驚くほど大量の陽性者が出現しています。
さて、世界に目を転じて、海外のデータも見てみましょう。

出所:札幌医科大学
Y軸が人口100万人当たりの感染者数、X軸がワクチン接種率となります。全体として、ワクチン接種が進んでも、必ずしも感染者が減っていないことが読み取れます。
というか、明らかにワクチン接種の効果が見られるのは、イスラエルとイギリスだけです。かなり基準を甘くしても、ハンガリーが仲間に加わるぐらいで、相当例外的な存在であることがわかります。
一見すると、メキシコとロシアも減っているように見えますが、この程度の接種率で大幅に感染が減るはずはありません。たぶん、別の理由があるはずです。
BCG接種国に注目すると、前述のロシアは別として、バーレーン、チリ、インド、日本、韓国では、すべての国で、接種率が高くなる→感染者が増えることがわかります。
ファクターXのせいか、以前は欧米のBCG非接種国(アメリカ、イギリスなど)よりずっと感染者が少なかったものが、ワクチン接種開始後にはこれらを上回るほど激増しているのです。
このように、統計データから判断すると、BCG接種国ではワクチン接種は逆効果であることは明らかです。
ここで、日本(赤い矢印)に注目してみましょう。ワクチン接種が進むにつれて、極めて急激に感染者が増えていることがわかります。インドやチリも急増しているのですが、それを大幅に上回る勢いです。それは、前述のように、接種者の20%にもなる驚くほど大量の陽性者が出現しているからです。
ただ、意外に韓国の増加が鈍いのが目につきます。理由は、日本のワクチンはファイザー製なのに対して、韓国は「魔の2週間」の効果が少ないと言われているアストラゼネカ(略称:AZ)製だからでしょう。
実は、イギリスのワクチンの主流はアストラゼネカ製、アメリカの主流はファイザー製です。グラフを見ればわかりますが、明らかにイギリスの方が感染が減っているのです。
このように、現実のデータで判断する限り、日本のようなBCG接種国では、ワクチン接種で陽性者が「増える」のは一般的であることがわかります。
非常に残念な結果になってしまいました…![[たらーっ(汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/163.gif)
【2021.4.21 8:10追記】
日本の部分を拡大したグラフです。
韓国は頭打ちですが、日本はファイザー製なので、インド以上に急激に上昇しています。ひょっとして、韓国が使っているアストラゼネカ製に切り替えないとまずいんじゃないでしょうか。ちなみに、チリで使っているシノバックも効果が見られないようです。

【2021.4.21 20:30訂正部分】→本文は訂正済みです。
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
ワクチン接種で陽性者が「増える」ことには、まだまだ相当の抵抗があるようですね…
![[たらーっ(汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/163.gif)
そこで、てっとり早く理解してもらうために、ワクチン接種回数と陽性者の増減(実効再生産数※)のグラフを見比べてみましょう。
※1より大きいと増加、少ないと減少
出所:日本経済新聞
出所:東洋経済
見たとおり、1週間から10日程度のタイムラグで、ほぼ同じ傾向を示していることがわかります。これは、感染→発症→報告までに1週間から10日程度かかるからです。
次は、2月末から感染爆発が起きた宮城県の例です。2月17日から約2万人のワクチン接種が行われ、3月初めには終了したのですが、グラフを見ればわかるように、接種開始日の2月17日から1週間から10日程度経過後に感染が爆発したことがわかります。
出所:東洋経済
参考までに、
東北大学は3700名対象でhttps://t.co/GgAx4TTeZX
— pivo prosim (@tototo045) April 18, 2021
さっきのツイート、2021/3/27 1を見落としてたので+1で、ワクチン接種後14名なんですが、https://t.co/PtdK5L1CCZhttps://t.co/legDFqyII6
統計的にどうでしょうか?
次は、3月下旬から感染爆発が起きた大阪府の例です《追記:4月21日は1242人のダントツ1位で、2位の東京都は843人》。大阪府では、3月8日から本格的に医療従事者のワクチン接種が始まり、しばらくして感染が爆発しました。
出所:東洋経済
4月8日に公開された野党合同チームの調査結果によると、大阪府のワクチン接種回数は16万回強ということで、ダントツで日本一となっています。
野党合同ワクチン接種フォローアップチームで独自調査した新型コロナワクチンの県別接種回数(医療従事者への接種)です。ご協力いただいた47都道府県の皆様、ありがとうございます。 pic.twitter.com/LONJVccHds
— 原口 一博 (@kharaguchi) April 8, 2021
そしてまた、首相官邸のサイトにある医療従事者等のワクチン接種数(4月16日現在)と、ワクチンの先行接種がスタートした2月17日から4月18日までの陽性者の散布図は次のとおりです。

都道府県別陽性者数 NECソリューションイノベータ
都道府県別接種者数 首相官邸
この2つの数値の相関係数Rは、0.93(決定係数R2=0.86)と極めて高い値になっています。相関係数は-1~1の値を取り、1は完全に関係あるということなので、相関係数が0.93ということは、陽性者数はほぼワクチン接種回数で説明できることになります。
計算すると、東京や大阪のケースでは、接種者の20%にもなる驚くほど大量の陽性者が出現しています。
さて、世界に目を転じて、海外のデータも見てみましょう。

出所:札幌医科大学
Y軸が人口100万人当たりの感染者数、X軸がワクチン接種率となります。全体として、ワクチン接種が進んでも、必ずしも感染者が減っていないことが読み取れます。
というか、明らかにワクチン接種の効果が見られるのは、イスラエルとイギリスだけです。かなり基準を甘くしても、ハンガリーが仲間に加わるぐらいで、相当例外的な存在であることがわかります。
一見すると、メキシコとロシアも減っているように見えますが、この程度の接種率で大幅に感染が減るはずはありません。たぶん、別の理由があるはずです。
BCG接種国に注目すると、前述のロシアは別として、バーレーン、チリ、インド、日本、韓国では、すべての国で、接種率が高くなる→感染者が増えることがわかります。
ファクターXのせいか、以前は欧米のBCG非接種国(アメリカ、イギリスなど)よりずっと感染者が少なかったものが、ワクチン接種開始後にはこれらを上回るほど激増しているのです。
このように、統計データから判断すると、BCG接種国ではワクチン接種は逆効果であることは明らかです。
ここで、日本(赤い矢印)に注目してみましょう。ワクチン接種が進むにつれて、極めて急激に感染者が増えていることがわかります。インドやチリも急増しているのですが、それを大幅に上回る勢いです。それは、前述のように、接種者の20%にもなる驚くほど大量の陽性者が出現しているからです。
ただ、意外に韓国の増加が鈍いのが目につきます。理由は、日本のワクチンはファイザー製なのに対して、韓国は「魔の2週間」の効果が少ないと言われているアストラゼネカ(略称:AZ)製だからでしょう。
BCG義務国でのワク接種と感染者数増減チャート(本当は速度の方が重要)
— J Sato (@j_sato) April 16, 2021
・感染者数の元の水準が高いと、接種率3%程度で増加トレンドに
・元の水準が低いと接種率1%未満で増加トレンドに
・インドの感染爆発が言われているが、日本はそれを上回りそうなペース
・韓国はAZ主体なので増加少ない pic.twitter.com/nh5MxrWJH1
実は、イギリスのワクチンの主流はアストラゼネカ製、アメリカの主流はファイザー製です。グラフを見ればわかりますが、明らかにイギリスの方が感染が減っているのです。
このように、現実のデータで判断する限り、日本のようなBCG接種国では、ワクチン接種で陽性者が「増える」のは一般的であることがわかります。
非常に残念な結果になってしまいました…
![[たらーっ(汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/163.gif)
【2021.4.21 8:10追記】
日本の部分を拡大したグラフです。
韓国は頭打ちですが、日本はファイザー製なので、インド以上に急激に上昇しています。ひょっとして、韓国が使っているアストラゼネカ製に切り替えないとまずいんじゃないでしょうか。ちなみに、チリで使っているシノバックも効果が見られないようです。

【2021.4.21 20:30訂正部分】→本文は訂正済みです。
ちょっと細かいですが一応
— pivo prosim (@tototo045) April 21, 2021
2/17からの先行は国立系で希望者多い100施設4万人対象。札幌と仙台が4施設、千葉と福岡が3施設で多い都市https://t.co/RGVV3eFoIQ
このうち2万人のコホート調査実施https://t.co/S7VpeM7BHm
3/5頃から一般医療従事者370万人(東北大はこの対象)https://t.co/HZ2TecWjkk pic.twitter.com/XipFASrpDv
2021-04-20 22:35
コメント(0)
コメント 0