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新型コロナは沈静化しつつある!?【4月22日版・謎の解明(その2)】 [新型コロナ]

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前回の続きです。

「4月の新規感染者数の激増は、欧米の感染爆発の余波のため」という説を整理し、もう少しわかりやすい形で説明します。

さて、現実の新規感染者数のデータには複数のピークがあります。
私は、単なる統計的なバラツキだと思っていたのですが、これらを見事に説明できる仮説を見つけましたので紹介させていただきます。

独立系ビジネス評論サイト 新宿会計士の政治経済評論
【読者投稿】それでも日本では感染爆発は起きていない―伊江太

不可解なのは、どう考えても今次の感染急増の大きな原因であるはずの欧米からの帰国者によるウイルス持ち込みについて、政府も専門家会議もほとんど触れない点です。

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少々長いのですが、伊江太さんの主張のポイントを引用します。

わたしはこの感染拡大がそれまで隠れていた市中のウイルス散布者によって引き起こされたものとは考えません。欧米での急速な感染拡大、これに追われるように帰国した人達、およびそれによって持ち込まれたウイルスが周囲に感染したものであり、その急激な感染増加は、これまで日本での感染爆発を抑えてきたメカニズムによって、徐々にではあるものの、すでに目に見える形で収縮する方向に向かっているというのが、わたしの判断です。

このような見方が当を得たものであるかどうか、検証できるまでにはまだ1ヵ月程度は必要であるとわたし自身思っております。しかし、どうも座視することのできない危急の問題が生じてきているように思います。

厚労省専門家会議の一委員が、放置すれば重症感染者85万、死者40万人以上などという、わたしからみれば途方もない数値を挙げて危機感を煽り、マスコミは挙げて無批判にこの話を垂れ流す。さらには自らの政治的存在感を示したいのか、国の政策に圧力を加えて、国民の自覚的抑制と言いつつ実質的都市ロックダウンを促す、小池東京都知事にような動きも見られます。国民の側からの検証もないまま、このような状況が進行していけば、この社会、経済に長期的に回復できない深刻な被害が発生する恐れなしとはしないと思えます。

そこで、外国人の入国制限日直前に入国者が急増→その2週間後(潜伏期間)に新規感染者のピークが来る、として計算してみると…

国名 入国制限日→2週間後
中韓 3/9→3/23
欧州 3/21→4/5
米国 3/26→4/10
東南アジア 3/28→4/12
その他 4/3→4/17
※その他の2週間後の日付を訂正

となり、現実のデータにある複数のピークとほぼ一致します。

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これには驚きました。
特に、日本全体では、4月11日の最大のピークの後に、4月18日にもう一度ピークがあるのが不可解だったのですが、非常にうまく説明できることがわかります。

データの出所:
厚労省報道発表資料
東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報

※グラフの人数は本日の累計から前日の累計を単純に減じた数値(過去の数値は遡って訂正しない)を採用しています。

厚労省の発表は1日遅れなので、SmartNewsでチェックすると、日本全体の今日の新規感染者数は392人(21:50現在)でした。

新規感染者の激増は、なぜか東京と大阪で目立つのですが、それは外国人の大部分が、成田、羽田、関空から入国するからでしょう。

なお、帰国邦人はどうかという質問をいただいたので、厚労省のサイトで空港検疫を調べてみました。
確かに、帰国者が空港検疫で陽性になったケースは大幅に増加しています。
邦人も、いつ入国制限されてもおかしくないから、慌てて帰国したのでしょうか…。

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新型コロナウイルスは、潜伏期間が2週間ですから、見つからずに検査をすり抜けた人も少なくないはずで、これも新規感染者増の一因かと思われます。

とは言っても、邦人は入国制限はないし、特定の日に集中して帰国している様子もないため、東京と大阪の感染爆発は、主に訪日外国人によって引き起こされたものと考えられます。

と書いたら、なんと最近日本ではヨーロッパのウイルスが発見されたという論文が発表されていたようです。

新型コロナの「遺伝指紋」を作成した結果、日本にヨーロッパ型が侵入したことが判明。アメリカの研究です。日本には欧州型が入っているものの、その影響は限定的です。押谷教授が「感染爆発は欧州・米国からの流入のせい」と結論しているのは、この研究からは言えません。

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出所:上昌弘氏のツイート

仮にそうだとするなら、最近になって新規感染者数が減少しているのは、「緊急事態宣言」とは関係なく、3月から4月初めにかけての「入国制限措置」のために外国人の入国者が減少したため、ということになります…。[たらーっ(汗)]

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参考までに、本日4月22日の死亡者は17人、重症者は9人でした。

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そうしたら、別なつぶやきも見つけました。

3月以降の感染がほぼ帰国者由来とすると、初期のクラスター対策はうまく機能していて、欧米が東アジア諸国と同じように対応していてくれれば問題はなかったのだということになる。今の医療リソース不足も、日本の想定外は欧米がここまで対応を失敗するとは思わなかったからということになるのかも。

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出所:Endo, Takahoさんのツイート

やはり、4月になってからの感染者の激増は、欧米からのウイルスで引き起こされたと言ってよさそうですね。[ひらめき]

日本のクラスター対策は比較的うまくいっていて、欧米がうまく対応できれば問題はなかった。
しかし、欧米が大失敗したせいで、日本で新規感染者が激増。それがパニックを引き起こし、(結果的には必要のなかった)「緊急事態宣言」を出してしまった…ということなのでしょうか?

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