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永田宏さん 血液型で分かる病気のリスク《おまけ》 [既刊情報]


血液型で分かる病気のリスク (幻冬舎ルネッサンス新書)

血液型で分かる病気のリスク (幻冬舎ルネッサンス新書)

  • 作者: 永田 宏
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎ルネッサンス
  • 発売日: 2014/09/03
  • メディア: 新書


前回の補足情報です。

最近得た情報では、この本の著者の永田宏さんは、前作の『血液型で分かる なりやすい病気・なりにくい病気』を出したときに、「アンチ血液型」の人から、血液型と性格に関係があるはずがない…と相当批判されたらしいです。

そこで、30ページには、わざわざ
私としてはやはり、血液型と性格はほとんど関係しないと結論づけるべきではないかと思っています。
と断り書きを入れたとのこと。

ただ、「本音」もチラッと書いていて、
 血液型性格診断の否定派の中には、これを蛇蝎のごとく毛嫌いする人たちがいます。私が知る限り、心理学者にその傾向が強いようです。
 今日の血液型性格学の教祖は、能見正比古氏ですが、遡れば先ほど登場した古川竹二氏に行き着きます。
 (中略)
 古川氏はお茶の水大学女子大学の前身である東京女子高等師範学校の教授でした。彼は教育学が専門でしたが、自分の生徒などを対象として血液型と性格の研究を行い、「心理学研究」という雑誌に論文を投稿しました。この雑誌は日本心理学会が発行しており、心理学における国内でもっとも権威のある学術雑誌として、今も続いています。その雑誌に掲載された論文が、後の性格性格診断の雛型となったわけですから、日本心理学会がおさまらないのも分からないではありません。
 (中略)
 もしも彼の論文が別の雑誌に掲載されていたなら、現代の心理学者たちは、もっと大らかな目で血液型性格診断を見ていたかもしれません。まあ、そんなにムキにならずに、ほどほどにあしらっておけばいいじゃないですか、と私などはつい無責任に思ってしまうわけですが、当事者なりの事情や考えがあるのでしょう。
と27-28ページにあります(笑)。
私も全く同感です。

もっとも、事実はこれより少し複雑なのですが、さすがに公開の場で生々しい事実を書くのは控えることにします。[たらーっ(汗)]

さて、この心理学者の圧力は、国内だけではなく海外にも飛び火しています。
「血液型ダイエット」で有名なダタモさんの著書でも、初版では「血液型と性格」に好意的だったのですが、やはり日本の心理学者から相当批判されたらしく、改訂版では懐疑的な記述に変更されています。
ただし、日本語版は初版から訳したらしく、血液型と性格に好意的な記述が残されていて、思わず噴きだしてしまうような、奇妙でおかしな訳となっているのはご愛敬です。

まあ、血液型は心理学者の“商売敵”だから、強烈に批判しても何の不思議もありません。

やれやれ。[バッド(下向き矢印)]

参考 心理学者の側は「血液型と性格との関連を否定したい」
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