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よい教育とは何か 構造構成主義研究5《再》 [Gijika.com]


よい教育とは何か 構造構成主義研究5

よい教育とは何か 構造構成主義研究5

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 北大路書房
  • 発売日: 2011/04/01
  • メディア: 単行本

2年ほど前に書いたエントリーの補足です。

この本の編者の1人である京極真さんは、石川幹人さんと清水武さんが共同執筆した、血液型と性格の関連性を示唆した論文がリジェクト(不掲載)されたことを、twitterでこうつぶやいています。
https://twitter.com/makver2/status/64457181021470720

次の「清水武 2011 心理学は何故,血液型性格関連説を受け入れ難いのか 学会誌査読コメントをテクストとした質的研究 構造構成主義研究5 92-115」は学会の通説と異なる結果を、査読という閉鎖空間で否定する査読者の言説を分析してます http://amzn.to/mmalZu

kyogoku.PNG

清水さんは、この「学会の通説と異なる結果」(血液型と性格の関連性を示唆)への論文査読者のコメントに大きな衝撃を受けました。
しかし、この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名) p106
心理学者は決して感情で否定しているわけではない。むしろ感情では肯定しているが論理として(あるいは職業倫理として)否定している心理学者が多いように見受けられる(代表的な方は大村政男先生) p107

そこで、こう確信したそうです。
今後、関連説を検討するのであれば、否定論者らの領域を侵害せずに、最初から別の道を歩むのが現実的であろう p111

ところで、奇妙なことに、このリジェクトされた論文の執筆者の一人である、石川幹人さんが主宰する「似科学とされるものの科学性評定サイト」では、血液型と性格の関連を“疑似科学”として否定しています。
○血液型性格診断
http://www.sciencecomlabo.jp/fortune-telling/blood_type.html

その一方、最初に紹介した血液型と性格の関連性を示唆した自分の論文は――過去にリジェクトされたにもかかわらず――このサイトで紹介しています。
疑問に思ったので、血液型と性格の関連性をどう考えるのか、このサイトで質問してみたころ、なぜか現在まで“回答拒否”でした。

これらの非常に不思議な現象を合理的に説明できる論理はただ一つです。
それは、アカデミックな立場で「血液型と性格の関連性」を話題にするのはタブーだ、ということでしょう。
まさに清水さんの言うとおりで、「今後、関連説を検討するのであれば、否定論者らの領域を侵害せずに、最初から別の道を歩むのが現実的であろう」ということなのです。

ということで、私はチマチマとこんなブログを書いています(笑)。
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コメント 2

Nagant M1895

(どうせ、このコメも未承認のままにしたり「粛清」したりするんでしょうがね)
京極某と同類の言い分は間違い。誰かがチェックしないと間違った自称科学が放置されるから。最近は査読「前」論文を用いて政権などへの叩きをかます陰謀論・陰謀説狂信者達の姿も散見(特にYouTube動画コメント欄)される。
査読されていない論文は「独自研究のおそれあり」な言い分に過ぎない。

査読を怖れるのは「独自研究」使いやトンデモ。まともな科学者なら怖れはしないはずなのに。

あなたが疑似科学アーカイブでやらかしていた連投荒らし紛いの行為を見ても解るように、
トンデモ論(疑似科学ともいえる)の主張者は統計を使いたがるんですよね。二重盲検法などではなく。

統計だと史実でも解るように(冷戦期の共産主義国家の増産業績喧伝がいい例)嘘が吐けるから。あなたはいろいろ本読んだりしているんだろうけど、その本の内容を理解してないんじゃないですかね?

血液型性格判断原理主義者になってしまっているんですよね。ABO FANさんって。あなたご自身は気付いていないのかもしれないけど。(まあ、自身を客観視できるくらいなら原理主義者にはなってないだろう)

で、「疑似科学とされるものの判定サイト」でこの性格判断が疑似科学判定食らったから、何とかしてやり込めてやろうとして連投荒らし紛いの投稿を繰り返した。

明治大学の担当者もよく頑張ったと思うよ。普通のサイトやブログなら荒らし認定食らって即削除だから。

悔しいのは解るけど、私には「性格」って精神的な領域が「血液」って物理的な領域からどうやって影響を受けるのか解りません。
ああ、血液疾患なんかを持ち出さないでください。向こうにあるアーカイブ項目は読んできているから、ABO FANさんの屁理屈かましで議論したつもりになる手口は解っているので。
by Nagant M1895 (2020-04-12 04:59) 

ABOFAN

誤解のないように言っておきますが、私と明治大学の担当者の方との関係は良好です(笑)。ご参考までに、以前イベントのご案内をいただきましたが、忙しいので参加できませんでした。

統計の話は査読とは直接関係ないですよね? 1+1=2は、査読論文に掲載されないと信用しないという人いないでしょう(笑)。別に私は難しいことは書いていない(書けません・苦笑)ので、印象論ではなく具体的な指摘をお願いします。

なお、ある程度調べた人は、ほとんどすべてが血液型による統計的な差は認めています。ただ、学会の看板を背負ってしまうと極めて口が重くなります…。どの業界にもいろいろな過去のしがらみがあるようですね。

血液型も今回の新型コロナもそうですが、過去の実例と知識(たとえば統計や感染症の知見)があれば、現状は比較的簡単に説明できます。しかし、日本の学会はBCG効果を調べません。糖質制限も同じことで、自分のよりどころを否定されるのは学者にとっては耐えられないことのようです。
by ABOFAN (2020-04-12 08:00) 

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