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血液型によるコーチ方法の違い

 面白いデータがあったので、40年ほど前と相当古いのですが、能見正比古さんの『血液型スポーツ学』〈陸上競技編〉から紹介しておきます(191~192ページ)。
 このデータは、私が知っている限り最も大きな差が出ているものです。
 スポーツ選手のコーチ(O型12人、A型29人、B型13人、AB型6人)に、意欲を出させる基本方針を尋ねたもので、場合によって違うからマルが付けられないという文句も出たのですが、あえて白黒を付けてもらうという方針で回答してもらったものです。

【回答】
イ)おだててやる気を出させる
 O型66.7%
 A型48.3%
 B型38.5%
 AB型16.7%
ロ)愛のムチをあてて発奮させる
 O型33.3%
 A型51.7%
 B型61.5%
 AB型83.3%

 O型はおだてがきくし、逆におだてるのも抜群です。O型のおだては、単なるおだでではなく、相手に対する好意や愛情に基づくもので、だから相手も真剣に努力するということでしょう。A型は、優しさもあるのですが、コーチとなると意外と厳しい。B型はおだてはききますが、相手をおだてるとなると下手なようです。AB型にはおだてはききません。AB型は一般的にはソフトムードですが、職場で上司になると突然厳しくなったりするのはよくあるようです。


 ここでは、一番差が出ているO型とAB型だけをピックアップし、相関係数に相当するユールのQを計算してみると、0.818と驚くほど大きい値になります。また、決定係数に相当する値(ユールのQの2乗)は66.9%ですから、これまた相当の影響力があることになります。χ2検定をしてみても、危険率4.3%で有意になります。v(^^)
 もっとも、現在でもこの結果があてはまるかどうかはなんともいえません。また、全ての血液型で計算すると人数が少ないせいもあるのか、危険率5%では有意ではありません。が、それにしても、驚くほど差が出ているデータであることには違いありませんね。


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