竹内薫さん 白い仮説・黒い仮説 [既刊情報]
ご存じ、サイエンスライターの竹内薫さん(B型)の本です。
血液型性格分類を「完全に否定はできない」(p67)として、完全には断定しないところが、いかにもB型的ですね。(笑)
以前に読んだので、もう一度読み直してみました。
が、しかし、彼はたぶん現実のデータを見てないし、英語の論文も読んでないのかもしれません。
#というか、読んでいれば、あんな内容になるはずがないので…。
例えば、
能見[正比古]さんという人は、この説を最初に提唱した古川[竹二]さんの弟子(p61)とあります。
そもそも、能見さんは古川竹二の弟子ではないし、主張している性格特性もかなり違います。おそらく、二次資料だけで判断しているのではないでしょうか?
#これを裏付けるように、「日本物理学会ではシンポジウムを開いて…」(p65)とあります。
私は、竹内薫さんの大ファンなだけに、非常に残念というしかありません。
![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
ひょっとして、疑似科学については、原典を読んではいけない(調べると“穢れ”が移るので?)、みたいなタブーか何かがあるのかもしれません。
ただ、これでは、普通の人は疑似科学批判(注:疑似科学ではありません!)は、なんとなくアヤシイ、キワモノだというようなイメージがあって、それをますます助長するような内容になってしまい、私的には非常に残念というしかありません。
まさに、勝間和代さんの『専門家はウソをつく』を裏付ける内容となっています。こうなると、この本の他の部分も大丈夫なのか、かなり心配になってきます。本当に残念です。
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2013-11-04 09:57
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